森谷延雄
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森谷 延雄(もりや のぶお、1893年(明治26年)10月28日 - 1927年(昭和2年)4月5日)は、日本の家具デザイナー、インテリアデザイナー、東京高等工芸学校(現在の千葉大学工学部)教授。
旧制千葉県立佐倉中学校(現在の千葉県立佐倉高等学校)を経て、東京高等工業学校(現在の東京工業大学)工業図案科を卒業。 清水組に入社し、1920~22年に海外派遣。ロンドン王立美術学校と中央美術工芸学校で家具デザインを学ぶ。[1]「誠之堂」(東京都世田谷区から埼玉県深谷市に移築、1916年築、国の重要文化財)や「晩香廬」(東京都北区、1918年築、国の重要文化財)等の室内装飾を手掛けた。
著書
[編集]- 『小さき室内美術 寝室・書斎・食堂』洪洋社、1926年1月。
- 『小さき室内美術・木のめ舎家具作品集』森仁史監修(復刻版)、ゆまに書房〈叢書・近代日本のデザイン 大正篇 第24巻〉、2009年5月。ISBN 9784843330562。
- 『西洋美術史 古代家具篇』太陽堂書店、1926年3月。
- 『これからの室内装飾』太陽堂書店、1927年1月。
- 内田青蔵編 編『これからの室内装飾』森仁史解説(復刻版)、柏書房〈住宅建築文献集成 第16巻〉、2011年2月。ISBN 9784760139408。
- 『森谷延雄遺稿』森谷猪三男、1928年10月。
関連文献
[編集]- 『朝日クロニクル週刊20世紀 日本人の100年』 64(1927-28)、朝日新聞社、2000年4月。
- デザイン史フォーラム編 編『アーツ・アンド・クラフツと日本』思文閣出版、2004年9月。ISBN 9784784212071。
- 橋本優子・菅谷富夫・肴倉睦子編 編『デザイン史を学ぶクリティカル・ワーズ』フィルムアート社、2006年6月。ISBN 9784845906895。
- 『没後80年 森谷延雄展』佐倉市立美術館、2007年。
- 『夢見る家具 森谷延雄の世界』INAX出版、2010年9月。ISBN 9784872758535。
脚注
[編集]- ^ 『千葉大工学部の前身 東京高等工芸の人々』 千葉大学工学部 2001年