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植村立郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

植村 立郎(うえむら りつろう、1946年 - )は、日本裁判官鹿児島県出身。東京大学卒業 。新潟地方裁判所所長などを経て東京高等裁判所部総括判事(第7刑事部)。

経歴

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主に刑事裁判を担当。

担当訴訟

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  • 三菱自工事件(一審東京地裁裁判長 1998年3月20日)[1]
  • 板橋区両親殺人事件(二審東京高裁裁判長 2007年)

2005年に東京板橋区で両親を殺害したとして殺人と激発物破裂の罪に問われた当時15歳の長男に対し、父親からの虐待と不適切な養育を認め、懲役14年とした一審判決を破棄し懲役12年の判決を下した。

地下鉄サリン事件坂本弁護士一家殺害事件松本サリン事件などで殺人罪に問われた中川に対し、一審の死刑判決を支持し控訴を棄却。

準強姦罪に問われた元大学生の被告に対し、控訴を棄却し懲役10年の一審判決を支持する判決。

  • 特急あずさ窃盗冤罪事件(二審東京高裁裁判長 2006年)

特急あずさ内で女性の財布を盗んだとされる事件。一審の東京簡裁は、被害者のでっち上げである可能性を指摘し、無罪判決を下すも、二審の植村立郎裁判長は新証拠もないまま、実刑判決を下した。

著編書

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  • 小林充との共編)『刑事事実認定重要判決50選(上)(下)〔補訂版〕』(立花書房、2007年、初版2005年)
  • 『実践的刑事事実認定と情況証拠〔再訂版〕』(立花書房、2008年、初版2006年)

脚注

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  1. ^ “被告総会屋に懲役1年6月 三菱自工事件で判決”. 朝日新聞. (1998年3月21日)