椎木里佳
しいき りか 椎木 里佳 | |
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生誕 |
1997年11月21日(27歳) 日本・東京都千代田区 |
住居 | 日本・東京都港区 |
教育 | 慶應義塾大学文学部卒業 |
職業 |
実業家 YouTuber |
団体 | AMF(代表取締役社長) |
身長 | 150.9 cm (4 ft 11+1⁄2 in) |
肩書き | 株式会社AMF代表取締役 |
親 | 椎木隆太(DLE) |
椎木 里佳(しいき りか[1]、1997年〈平成9年〉11月21日[2] - )は、日本の実業家。株式会社AMFの創業者で代表取締役社長、株式会社Alink代表取締役社長[3] 。株式会社TOKYO GIRLS COLLECTION元顧問。NHK中央放送番組審議会委員。
人物
[編集]東京都千代田区出身[4]。父は『秘密結社鷹の爪』の制作などで知られる株式会社DLEの元代表取締役・椎木隆太[5]。
千代田区立番町幼稚園、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾中等部、慶應義塾女子高等学校を経て、慶應義塾大学文学部(倫理学専攻)を卒業[6][7]。父、祖父も慶應義塾大学出身[7]。曾祖父は「シイキ写真館」創業者。現在は伯父が継いでおり親子3代に渡って続いている[8]。父方の祖母は医師家系[9] 。
来歴
[編集]2013年、中学校3年生だったころにバレンタインデーにあたる2月14日、起業家の父の助言を受けつつ、「かわいいを社会に発信」をテーマにメディア事業や女子中高生をターゲットにした商品やブランドのプロデュース事業を行う株式会社「AMF」を設立、代表取締役社長に就任[10]。5月にはサイバーエージェントの運営による女子中高生向け調査情報発信サイト「JCJK総研」の編集長に就任、9月発売の『週刊SPA!』(9月17・24日号)で“日本一カワイイ女子高生起業家”と紹介され、誌面で米国の投資家から「シリコンバレーから見てもとても可能性のある魅力的な起業家」と評価を受けている[11]。
2014年には神奈川県知事(黒岩祐治)公認「神奈川いろいろ知り大使」に就任[12]。女子中高生メンバー50名を擁する「JCJK調査隊」を率いての事業活動に加え、『日経ビジネスオンライン』への連載寄稿も開始[13]。「世界の10代を元気に」をモットーとしたテレビ番組『Tokyo Teens TV』の制作や、スマホアプリ「JKめざまし」の制作等に携わりつつ、“女子高生起業家”として各種講演やテレビ出演などの仕事もこなすようになった。ペロガク事件起きる[14]。
2015年には父が買収した株式会社TOKYO GIRLS COLLECTION[9]、タグピク株式会社の顧問に就任。『サンデー・ジャポン』、『人生が変わる1分間の深イイ話』、『あさイチ』へのメディア出演があった[15]。
2016年には初の自著『女子高生社長、経営を学ぶ』を発売[16]。2016年6月には2冊目の著書となる『大人たちには任せておけない!政治のこと』を発売。米経済誌『フォーブス』の姉妹誌にあたる『フォーブス・アジア』の「フォーブス30アンダー30」の1人に選ばれた[17][18]。
2019年6月28日、慶應義塾大学の塾生代表選挙に立候補し3人中3位の得票率を得るも、落選。
2021年5月からNHK(日本放送協会)中央放送番組審議会委員に就任したことを同月5日に自身のTwitterにて報告した。23歳で同審議会の委員に就任するのは史上最年少である[19]。
2022年12月13日、自身のInstagramにて「中学校からの先輩であり、起業家の後輩である方」で「起業家仲間」の男性と結婚した事を発表した。
2024年3月29日、自身のインスタグラムを更新し、第1子妊娠を発表した[20]。
株式会社AMF
[編集]- 2013年2月14日設立。日本で起業できる最低年齢(15歳)での会社設立。
- 社名の由来は家訓であるという「感謝・謙虚・全力」の英訳単語の頭文字[21]。
- 「すべての事に感謝(Appreciation)する」、「誰に対しても謙虚(Modesty)でいる」、「ささいな事に対しても全力(Full-power)でやる」[22]。これは社是にもなっている[23]。起業時の資本金は45万円[24]。自身の貯金と父親からの借金で工面したという[25]。その後売上増のため、1000万円に増資[26]。
- 起業の翌年、2014年に発足させた全国80名の女子中高生からなるマーケティング部隊「JCJK調査隊」を組織し、主力事業にしている[27]。
- 2017年に「JC・JK流行語大賞」を発表。モノ部門で「チーズタッカルビ」、ヒト部門で「TWICE」を大賞に選び、2018年はヒト・モノ・アプリなどあらゆる場面で韓国コンテンツへの人気がさらに集まる「クールコリア」現象が起こると予測している。[28]
著書
[編集]単著
[編集]- 『大人たちには任せておけない! 政治のこと 18歳社長が斬る、政治の疑問』(2016年6月16日、マガジンハウス社)ISBN 978-4838728565
共著
[編集]- 椎木隆太『女子高生社長、経営を学ぶ。』(2016年1月29日、ダイヤモンド社)ISBN 978-4478068113[29]
連載
[編集]- 『最新JKマーケティング 〜いまどきの女子高生事情〜』(2014年3月 - 、日経BP社「日経ビジネスオンライン」) [30]
- 『女子高生社長、経営を学ぶ。』(2015年11月 - 、ダイヤモンド社「ダイヤモンド社書籍オンライン」) - 椎木隆太との共著[31]
脚注
[編集]- ^ “...Sixteen-year-old high school student Rika Shiiki set up a company called AMF(Appreciation, Modesty, and Full-power), to introduce JK(“joshi kosei,” or female high school students) trends worldwide, in February 2013.” ― 『‘Generation Resignation’ youngsters defy stereotypes』 2014年2月20日 ジャパン・タイムズ
- ^ 『私、今日起業する! クリスマスだし!女子高生起業家はFacebookの悪口から生まれた!?(1/4)』 2014年6月27日 日経ビジネスオンライン
- ^ https://www.nhk.or.jp/keiei-iinkai/giji/shiryou/1376_giketsu03.pdf NHK中央放送番組審議会議決書
- ^ 『2013年「JCJK流行語ランキング」大発表・・・女子中高生の流行語1位は「倍返し」! 「あーね」「それな」など、“10代女子トーク”の実態がうかがえるワードも上位に』(プレスリリース)サイバーエージェント、2013年11月26日。オリジナルの2014年12月16日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『女子高生がシャネルの赤いリップ!?今どきの女子高生事情、パパにレクチャーして!(1/6)』 2014年3月27日 日経ビジネスオンライン
- ^ “アメブロはじめます&高校を卒業しました!”. 椎木里佳オフィシャルブログ「椎木里佳の近況報告」. 2016年4月17日閲覧。
- ^ a b “わたし、椎木里佳はどういうこどもだったのか、起業の経緯。”. www.wantedly.com. 2024年2月5日閲覧。
- ^ “「私の強みは、女子高生!」”. ダイヤモンド・オンライン. 2022年12月14日閲覧。
- ^ a b “女子大生社長の父・椎木隆太が娘に伝えたかった「行動した方が人生は楽しい」とは? ペロガク事件”. 就職ジャーナル (2016年3月16日). 2021年10月10日閲覧。
- ^ 『メディアでも話題!女子高生起業家「椎木さん」がすごい!』 2014年2月3日 リクナビ進学ジャーナル
- ^ 『「日本一かわいい女子高生社長」誕生 高校生起業家を応援する自治体も(1/2)』 2013年12月27日 J-CAST会社ウォッチ
- ^ 『パパ、いいこと言い過ぎ!ベンチャーを興した父だから伝えられること』 2014年7月11日 日経ビジネスオンライン
- ^ 『新聞5紙 NEWS HACK DAY「ニュースの新しい読み方、楽しみ方」>表彰・審査員>椎木里佳氏株式会社AMF 代表取締役』 2014年 朝日新聞メディアラボ
- ^ 『15歳CEOが日本を変える?起業始めたデジタル・スーパーキッズたち』 2014年5月1日 東洋経済オンライン・AERA
- ^ 『15歳で起業・18歳で3社の顧問就任―話題の女子高生社長・椎木里佳が初著書刊行』 2016年2月1日 ダ・ヴィンチニュース
- ^ 『女子高生起業家・椎木里佳初著書『女子高生社長、経営を学ぶ』2月1日 発売!!』(プレスリリース)株式会社 QREATOR AGENT、2016年1月28日 。2017年3月9日閲覧。
- ^ 工藤ひろえ (2016年2月25日). “女子高生社長・椎木里佳さん、Forbes ASIAの「30歳以下の世界が注目すべき30人」の1人に選ばれる”. ネタとぴ. インプレス. 2016年4月1日閲覧。
- ^ “話題の“女子高生社長”が卒業!「最年少上場目指して頑張ります」”. 東スポWeb. 東京スポーツ新聞社 (2016年3月23日). 2016年4月1日閲覧。
- ^ “椎木里佳さん、史上最年少でNHK中央放送番組審議会委員就任に意気込み”. 日刊スポーツ (2021年5月6日). 2021年5月7日閲覧。
- ^ 元“女子高生社長”椎木里佳さん、第1子妊娠を発表「妊活の末、授かった命の成長を感じ」現在はNHK審議会委員も
- ^ 『アプリ開発する起業家高校生…椎木里佳さん』 2014年3月19日 YOMIURI ONLINE
- ^ 『哲人の告白>椎木里佳』 2014年1月20日 名古屋テレビ
- ^ 『こんな社長なら叱られたい! 注目&話題の「美人代表取締役」コレクション』2014年10月13日 週プレNEWS
- ^ 『(リアルの逆襲)(7) 恐るべき子どもたち 次代の寵児か、あだ花か』 2014年1月9日 日本経済新聞
- ^ 『デジタルキッズ起業する 軽やかに壁を越えて』 2014年1月9日 日本経済新聞
- ^ rikashiikiamfのツイート(698522291882192897)
- ^ 『15歳の美少女が社長になった理由 現役女子高生・椎木里佳のすごい青春』 2015年4月1日 週アスPLUS
- ^ MarkeZineニュース 2017/12/04「彼女感」「ストーリーってる」…JC・JK流行語大賞2017が発表【JCJK調査隊調査】[1]
- ^ 「ダイヤモンド社書籍オンライン」での同名の連載をまとめたもの
- ^ “最新JKマーケティング 〜いまどきの女子高生事情〜:日経ビジネスオンライン”. 日経ビジネスオンライン (2014年3月20日). 2016年2月10日閲覧。
- ^ “女子高生社長、経営を学ぶ。”. ダイヤモンド社書籍オンライン (2015年11月9日). 2016年2月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 椎木里佳 (@rikashiikiamf) - X(旧Twitter)
- 椎木里佳 (@rikashiiki) - Instagram
- 椎木里佳の近況報告 - Ameba Blog
- 社長は現役女子高生 - Ameba Blog
- 株式会社AMF - 株式会社AMF 公式ウェブサイト
- JCJK調査隊 - 「JCJK調査隊」公式ウェブサイト
- 椎木里佳 - YouTubeチャンネル