楊鈴君
楊鈴君(アイリーン・ヤン、1955年8月13日 - )は、中国料理研究家、フードプランナー[1]。兵庫県神戸市生まれ[2]、国籍は日本。
1980年代後半より香港に魅了され、福臨門などの著名なレストランに通い詰め[3]、自宅にて本場の一流店の味を再現すべく、中国語の料理書やメニューの解読の為に広東語を学んだ[1]。さらに香港に拠点を持つために現地法人設立、1993年兵庫県芦屋市に「アイリーンヤンクッキングサロン」を開設した[1][4][5]。雑誌やテレビなど数多くのメディアに出演した。雑誌『あまから手帖』関連では、「シンプル中華はじめましょ。」の連載や、代表作『山の手中華』[1](2003年 クリエテ関西)の出版などがある。『山の手中華』の編集ディレクターはその後『あまから手帖』編集長を務めた中本由美子である[1]。あまから手帖などで活躍する高名なフードライター団田芳子ファン倶楽部幹部会員でもある。
経歴
[編集]- 1990年2月~ 香港の超一流店【福臨門酒店】【ワン・ハーバーロード】等に通いつめ広東料理の神髄を学ぶ
- 1993年10月 兵庫県芦屋市にてクッキングサロンを開設
- 1994年7月~ 香港グルメツアー、香港グランドハイアットでのクッキングスクールを主宰
日本と香港、中国を行き来する傍ら、出張パーテイー、ケイタリングをこなす
- 1996年3月 関西電力エルシティにて「アイリーン・ヤンの200ボルト飲茶クッキング」に出演
- 1997年10月 ジャパンミートフェアにて「クッキングライブ」に出演
- 1999年1月 大阪テーブルコーディネートフェアにて「茶芸」のデモンストレーションを行う
- 1999年10月~ 大阪毎日放送(MBS)『ちちんぷいぷい』(月~金、15時~)料理コーナーにレギュラー出演。
- 2000年6月 あまから手帖7月号「暑さに負けないスタミナ中華麺」掲載
- 2000年9月 ユネスコ芦屋支部にて「中国茶のある暮らし」を講演
- 2000年10月 中国茶勉強会をスタート
- 2001年1月 ABCテレビ「ナイトinナイト」にてサロンが紹介される
- 2001年4月~ 株式会社クリエテ関西発行『あまから手帖』にて「シンプル中華はじめましょ。」連載
- 2001年8月 大阪中ノ島リーガロイヤルホテルにて「楊鈴君飲茶庭(アイリーン・ヤン飲茶ガーデン)」を開催
- 2002年1月 MBSテレビ『水野真紀の魔法のレストラン』出演
- 2002年4月 企業商品開発アドバイザー開始
- 2002年 エルアターブル・JJ等雑誌でサロン紹介
- 2002年7月 P&Gの30周年記念懸賞で「アイリーンヤンと行く香港」実施(実行翌年1月)
- 2003年2月 『あまから手帳』5月号香港取材
- 2003年4月 日玉中華食品(株)アドバイザー契約(2005年1月解除)
- 2003年5月 『山の手中華』(クリエテ関西)出版
- 2003年6月 キング醸造・紹興酒調味料首かけレシピ掲載開始
- 2003年6月 住商フルーツ・ウエブサイト・自然王国バナナレシピ掲載開始
- 2003年9月 阿倍野近鉄百貨店「あまから手帖三都めぐり」で『楊印四宝包子』販売。1週間で11,000個販売された。
- 2003年10月 神戸ポートピアホテル・聚景園にて中国茶講座開始
- 2003年 神戸新聞・読売新聞・サンケイリビング・シティリビング・ちちんぷいぷい料理本取材
京都テレビ『田淵岩夫の得ダネテレビ』出演。MBSラジオ『こんにちはコンちゃん』『有難う浜村淳です』出演。大阪ガス展ミニ冊子レシピ紹介。
- 2004年1月2月 大阪ガスハウジングイベントにて瀬田亭シェフとコラボレーション
- 2004年3月 あまから手帳4月号で土鍋料理掲載
- 2004年5月 ジュピターショップチャンネルにてプロデュース商品販売開始
- 2004年6月 富山にて「茶花繚乱」茶芸デモンストレーション&トークショー・富山テレビ出演
- 2004年8月 日の出みりん大丸ピーコック主催、1日料理教室
- 2004年8月 立山国際ホテル主催「中国茶と薬膳」講演
- 2004年9月 神戸ヤクルト通信取材
大阪ガス旬菜COOKING秋号にレシピ掲載
- 2004年12月 月刊「COOK TOOK」 12月号にて料理紹介
- 2004年 楽屋向けケータリング・出張教室開始
- 2005年2月 株式会社ニッキーフーズアドバイザー顧問契約。引き続きショップチャンネルにて商品販売。年間4回程度出演予定
- 2005年3月 サンケイリビング「歓菜勧菜亭」レシピ掲載
- 2005年~ 彦根ハラッパ(仮称)薬膳レストランプロデュース予定
- 2005年8月の出みりん大丸ピーコック主催、1日料理教室
- 2005年9月 阿倍野近鉄百貨店催事にて八宝包子新発売!
- 2005年9月 食道園60周年メニュー開発
- 2006年3月 食道園春イベントメニュー開発
- 2006年4月 インペリアル・エンタープライズ通販にて薬膳肉まん販売
- 2006年 中国深圳TVとの料理番組制作準備検討・第二弾レシピ本出版準備
- 2006年10月 関西電力イベントにて中国茶デモンストレーション
- 2007年1月 さくらクラブ対談掲載
- 2007年3月 ホリスティックリゾートマガジンにて薬膳、中国茶紹介掲載
- 2007年6月 CPCPressにレシピ掲載
- 2007年7月 神戸ビーフレストランコーディネート
- 2007年11月 関西大学文学部学術講演会
- 2008年1月 あさひGREEN FAMILY インタビュー掲載
- 2008年2月 茨木日航ホテルにてディナーショー開催
- 2008年5月 朝日新聞発行『暮らしの風』2008年料理レシピ連載
- 2009年7月 沖縄に拠点を移すべく、準備を始める
- 2009年10月 『あまから手帳』25周年「ヤン・楊対談」掲載
- 2010年2月 沖縄県南城市に移住
- 2010年9月 沖縄県那覇市に「楊香亭」開店
沖縄琉球テレビ『沖縄Bon』出演[6]
アイリーンヤン・クッキングサロン沖縄教室科開講 岡本教室も引き続き開講
- 2014年1月 兵庫県西宮市に引越し
- 2016年4月 神戸市中央区の「ハイナンチキン」夜の部の営業を開始
- 2017年6月 魔法のレストラン、コメンテイター開始
- 2017年6月 『あまから手帖』 2017年7月号でハイナンチキンが、「料理研究家の隠れ私房菜」として紹介される
- 2018年1月 石垣島「波のうえ」料理監修始める
- 2018年3月 ハイナンチキン夜営業終了
- 2018年 石垣島、海鮮レストラン波のうえ料理監修・指導
- 2019年 料理教室拡張・香港、台湾ツアー開催
- 2021年 商品開発、ユーチューブ、等新しい取り組みを模索中
エピソード
[編集]朝日新聞コラム「(味な人)世界中で食べた美味、再現」によると、”旅行で訪れた香港の名店「福臨門酒家」の味に魅せられた。何度も通ってメニューを覚えた。自宅で料理を再現して友人に振る舞ったら大盛況。「食べた味を再現する能力にたけているのではと思いました。料理は独学よりも『舌学』ですね」”[3]
脚注
[編集]- ^ a b c d e Yamanote chūka.. Ōsaka: Kuriete Kansai. (2003). ISBN 4-906632-12-2. OCLC 676008420
- ^ a b “おはなしとお茶楽しみましょう 神戸と七飯拠点・料理研究家ヤンさん 森町で来月3日催し:北海道新聞 どうしん電子版”. 北海道新聞 どうしん電子版. 2021年12月5日閲覧。
- ^ a b “(味な人)世界中で食べた美味、再現:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年12月5日閲覧。
- ^ “ライフプラン情報 中本由美子編集長インタビュー”. 神戸いきいき勤労財団. 20211201閲覧。
- ^ “アイリーン・ヤン クッキングサロン”. Siger SHOKO. 2021年12月5日閲覧。
- ^ “沖縄BON!! | 放送スケジュール | エンタ魂”. www.ent-mabui.jp. 2021年11月30日閲覧。
- ^ “アイリーン・ヤン COOKING TALK”. Peatix. 2021年12月5日閲覧。