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榎屋克優

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

榎屋 克優(えのきや かつまさ、1987年 - )は、日本漫画家神奈川県横浜市出身。男性。神奈川県立神奈川工業高等学校デザイン科を経て京都精華大学マンガ学部卒業。身長172cm。体重53kg。京都府在住[1]

略歴

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  • 1987年、神奈川県横浜市で体育教師の父親と保健教師の母親との間に誕生[1]
  • 大学在学中の2006年、第61回ヤングジャンプ月例MANGAグランプリにて、『サラリーマンの死』が準優秀賞を受賞。
  • 2007年、第69回ヤングジャンプ月例MANGAグランプリにて、『あいす』が準グランプリを受賞。
  • 2010年、『週刊ヤングジャンプ』にて、『日々ロック』の連載を開始。
  • 2014年、『ミラクルジャンプ』(集英社)にて、『テキサスレディオギャング』の連載を開始。
  • 2016年、『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて、『ミツコの詩』の連載を開始。

人物

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  • 学生時代はイジメられっ子であった。その時の経験は『日々ロック』の主人公・日々沼拓郎の設定にも反映されている[2]
  • 『日々ロック』の連載を始めた当初は、身内や友人、さらには2ちゃんねるでも作品を酷評され自信喪失に陥り、『週刊ヤングジャンプ』の巻末欄に「僕のマンガって面白いですかね?」と弱気なコメントを残してしまったことがある。それに対して、読者からは“喝!”と書かれた手紙が届いた[2]
  • 映画『日々ロック』のタイアップ曲「今夜いますぐに」(忘れらんねえよ)で共同作詞者としてクレジットされている。
  • 京都精華大学生通り魔殺人事件の被害者とは同級生であり、現在も事件解決のための発信活動に参加している[3]

作品リスト

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連載

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読み切り

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  • あいす(『週刊ヤングジャンプ』2007年31号)
  • サラリーマンの死(ヤングジャンプ増刊『漫革』Vol.58、2007年) - 『ミッドナイト・ウォーク』に収録[13]
  • 2人の手はつながったまま(2007年[13]) - 『ミッドナイト・ウォーク』に収録[13]
  • 夜半(同人誌『SAY』、2008年) - 『ミッドナイト・ウォーク』に収録[13]
  • 心探偵(2008年[13]) - 『ミッドナイト・ウォーク』に収録[13]
  • 日々ロック(『月刊ヤングジャンプ』9月号、2009年)
  • ロックンロールを聴かせておくれ(京都精華大学マンガ学部卒業制作、2010年[13]) - 『ミッドナイト・ウォーク』に収録[13]
  • ファンタスティックキラーコンドーム(『総合マンガ誌 キッチュ』第二号、2010年) - 『ミッドナイト・ウォーク』に収録[13]

書籍

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  • 日々ロック集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉2010年 - 2015年、全6巻
  • 『ミッドナイト・ウォーク』太田出版、2011年8月18日発売[13]ISBN 978-4-7783-2145-1
  • 『日々ロック BOOTLEG』集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、2014年[7]、短編集
  • 『テキサスレディオギャング』集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、2014年10月17日発売[7]ISBN 978-4-08-890060-5
  • 『ミツコの詩』小学館〈ビッグコミックス〉、既刊1巻
    1. 2017年4月28日発売[14]ISBN 978-4-09-189482-3
  • 『1%の恋』KADOKAWA〈ビームコミックス〉、全3巻
    1. 2021年6月11日発売[15][16]ISBN 978-4-04-736686-2
    2. 2021年6月11日発売[15][17]ISBN 978-4-04-736687-9
    3. 2021年9月10日発売[18]ISBN 978-4-04-736748-7
  • 『いじめ探偵』原案・シナリオ協力:阿部泰尚、小学館〈ビッグコミックス〉、全3巻
    1. 2021年7月12日発売[19][20]ISBN 978-4-09-861103-4
    2. 2021年12月10日発売[21]ISBN 978-4-09-861226-0
    3. 2024年8月8日発売[22]ISBN 978-4-09-863051-6
  • 『メゾン・ド・レインボー』監修:レインボー、KADOKAWA〈MFコミックス〉、全2巻
    1. 2023年3月14日発売[23][24]ISBN 978-4-04-682281-9
    2. 2023年10月14日発売[25]ISBN 978-4-04-682707-4
  • 『ブルーブルーそしてブルース』双葉社〈アクションコミックス〉、全2巻
    1. 2023年9月21日発売[26][27]ISBN 978-4-575-85891-4
    2. 2024年3月21日発売[28]ISBN 978-4-575-85945-4

脚注

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  1. ^ a b 『ミッドナイト・ウォーク』(太田出版)著者紹介より。
  2. ^ a b 「俺は尾田栄一郎にはなれない!」マンガ大賞2011にノミネートされた『日々ロック』で大注目のマンガ家・榎屋克優インタビュー”. 週プレNEWS (2012年4月3日). 2013年8月19日閲覧。
  3. ^ 亡き友をマンガで発信続け 精華大生殺害事件、被害者同級生の榎屋さん|社会|地域のニュース|京都新聞”. 京都新聞. 2022年2月4日閲覧。
  4. ^ ヤンジャンで新鋭・榎屋克優がダサ男のロック魂描く”. コミックナタリー. ナターシャ (2010年6月3日). 2024年8月11日閲覧。
  5. ^ 榎屋克優「日々ロック」完結、ロックスター夢見る冴えない青年のバンドもの”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年2月19日). 2024年8月11日閲覧。
  6. ^ ミラクルジャンプ、月刊化して再始動!横槍メンゴら新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年4月15日). 2024年8月11日閲覧。
  7. ^ a b c 榎屋克優の短編集、MJ連載の新作と同時発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年10月17日). 2024年8月11日閲覧。
  8. ^ 「日々ロック」の榎屋克優が「詩」をテーマにJKと教師描く、スペリオールで”. コミックナタリー. ナターシャ (2016年4月22日). 2024年8月11日閲覧。
  9. ^ 30歳目前の童貞が恋したのは無性愛者…榎屋克優がピッコマでラブコメ新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年5月28日). 2024年8月11日閲覧。
  10. ^ コミックアルナ11月号バックナンバー”. コミックアルナ. KADOKAWA. 2022年11月9日閲覧。
  11. ^ 「メゾン・ド・レインボー 第10話」『コミックアルナ』2023年9月号、KADOKAWA、2023年8月16日、426頁、ASIN B0CCP26G9Q 
  12. ^ 冴えないサラリーマンとベテランブルースマンが入れ替わる、榎屋克優の新連載がスタート”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年4月28日). 2023年4月28日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i j 「日々ロック」の榎屋克優、初期衝動あふれる短編集発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2011年8月15日). 2024年8月11日閲覧。
  14. ^ 「日々ロック」の榎屋克優が“詩の朗読バトル”描く「ミツコの詩」1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2017年4月30日). 2024年8月11日閲覧。
  15. ^ a b 「日々ロック」の榎屋克優が贈る、手探りで不器用なラブストーリー「1%の恋」”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年6月11日). 2024年8月11日閲覧。
  16. ^ 1%の恋 1”. KADOKAWA. 2024年9月1日閲覧。
  17. ^ 1%の恋 2”. KADOKAWA. 2024年9月1日閲覧。
  18. ^ 1%の恋 3”. KADOKAWA. 2024年9月1日閲覧。
  19. ^ 学校でのいじめに立ち向かう「いじめ探偵」1巻、「日々ロック」の榎屋克優が執筆”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年7月12日). 2024年8月11日閲覧。
  20. ^ いじめ探偵 1”. 小学館コミック. 小学館. 2024年9月1日閲覧。
  21. ^ いじめ探偵 2”. 小学館コミック. 小学館. 2024年9月1日閲覧。
  22. ^ いじめ探偵 3”. 小学館コミック. 小学館. 2024年9月1日閲覧。
  23. ^ 平凡リーマンが濃い面々に振り回される、大人の青春群像劇「メゾン・ド・レインボー」”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年3月14日). 2024年8月11日閲覧。
  24. ^ メゾン・ド・レインボー 1”. KADOKAWA. 2024年9月1日閲覧。
  25. ^ メゾン・ド・レインボー 2”. KADOKAWA. 2024年9月1日閲覧。
  26. ^ 榎屋克優の新作「ブルーブルーそしてブルース」発売記念し、「日々ロック」生原稿を配布”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年9月21日). 2024年8月11日閲覧。
  27. ^ ブルーブルーそしてブルース 1”. 双葉社. 2024年9月1日閲覧。
  28. ^ ブルーブルーそしてブルース 2 完”. 双葉社. 2024年9月1日閲覧。

外部リンク

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