横浜市営バス野庭営業所
横浜市営バス野庭営業所(よこはましえいバスのばえいぎょうしょ)とは、かつて神奈川県横浜市港南区野庭町637-2にあった横浜市営バスの営業所である。
2003年に港北ニュータウン営業所と共に2007年までに廃止されることが横浜市交通局より発表されたが、2006年1月に予定より1年早い同年3月31日に廃止されることが再度発表された。その後3月26日をもって営業を終了し、4月1日付で廃止された。車庫跡は一部がバス折返場となり、同所にあった停留所名も「野庭車庫前」から「野庭中央公園」に改称された。
2007年1月24日に、跡地を利用して食品スーパー「FRESH DELI tamaya」とドラッグストア「サンドラッグ」をテナントとする複合施設が2008年春に開かれることが発表され、2008年10月7日に開業した。また、はとバスの横浜野庭営業所が2007年3月に開設された。
沿革
[編集]- 1974年12月23日 港南営業所の派出所として開設。それまで派出所だった芹ヶ谷派出所は詰所に格下げ。
- 1980年10月1日 203系統、204系統、205系統運行開始。
- 1987年6月1日 351系統運行開始。
- 1990年6月11日 営業所として独立。
- 1993年6月 82系統廃止。
- 1994年10月3日 28系統の芹ヶ谷 - 山下ふ頭線を廃止。
- 1995年2月13日 204系統、205系統を廃止。
- 2005年
- 2006年
- 2007年
- 1月9日 営業所施設及び職員寮の解体工事開始。
- 3月 はとバス横浜野庭営業所開設。
- 2008年10月7日 跡地を利用した食品スーパー「たまや」とドラッグストア「サンドラッグ」の複合施設が開業。
営業所廃止時の担当路線
[編集]以下停留所名については、当営業所廃止時の記載とする。この項では2006年3月27日および、3月31日まで当営業所で運行していた路線について記載する。
港南営業所に継承された路線
[編集]45系統
[編集]- 洋光台駅前 - 南公園前 - 港南台駅前 - 清水橋 - すずかけ通 - ゆりの木通 - 上永谷駅前 - 丸山台 - 日限山 - 京急ニュータウン
- 洋光台駅前 - 南公園前 - 港南台駅前 - 清水橋 - すずかけ通 - 野庭団地センター前 - 野庭車庫前
- 上永谷駅前 - ゆりの木通 - すずかけ通 - 野庭団地東口 - 野庭車庫前
- 港南台駅前 - 清水橋 - すずかけ通 - 丸山台 - 上永谷駅前 - 平戸
51系統
[編集]- 上大岡駅前 - 港南区総合庁舎前 - 公務員住宅入口 - すずかけ通 - 野庭団地センター前 - 野庭車庫前
52系統
[編集]- 上大岡駅前 - 港南区総合庁舎前 - 公務員住宅入口 - 野庭団地東口 - 野庭車庫前
112系統
[編集]- 洋光台駅前 - 日野中央公園入口 - 公務員住宅入口 - すずかけ通 - ゆりの木通 - 上永谷駅前
- 洋光台駅前 - 日野中央公園入口 - 公務員住宅入口 - すずかけ通 - 野庭団地センター前 - 野庭車庫前
351系統
[編集]- 上大岡駅前→港南区総合庁舎前→公務員住宅入口→すずかけ通→野庭団地センター前→野庭車庫前
51系統の深夜バス。
359系統
[編集]- 港南台駅前→清水橋→すずかけ通→野庭団地センター前→野庭車庫前
45系統の深夜バス。2006年3月27日付で廃止された。
神奈中バス舞岡営業所に継承された系統
[編集]77系統
[編集]- 横浜駅前 - 浜松町 - 水道道 - 保土ケ谷駅東口 - 権太坂 - 平戸 - 芹ケ谷
- 保土ヶ谷駅東口 - 権太坂 - 平和台折返場(保土ケ谷営業所と共管)
営業所廃止前に廃止・移管された路線
[編集]28系統
[編集]- 芹ケ谷 - 平戸 - 平和台 - 保土ケ谷駅東口 - 水道道 - 浜松町 - 御所山 - 桜木町駅 - 山下ふ頭入口 - 山下ふ頭
1994年のダイヤ改正で芹が谷 - 平和台折返場および、浜松町 - 山下ふ頭間が廃止された。同時に保土ヶ谷営業所単独の運行となり、野庭営業所は28系統から撤退した。
71系統
[編集]- 上大岡駅前 - 最戸町 - 芹ケ谷
港南営業所との共管であった。当営業所は上記の区間便のみ担当した。段階的に神奈中バス舞岡営業所に移管され、2006年1月30日をもって完全移管された[1]。
82系統
[編集]- 横浜駅西口 - 洪福寺 - 浜松町 - 水道道 - 保土ケ谷駅東口 - 平戸 - 平和台 - 芹ケ谷
- 横浜駅西口 - 洪福寺 - 浜松町 - 水道道 - 保土ケ谷駅東口 - 平戸 - 平和台
- 横浜駅西口 - 洪福寺 - 浜松町 - 水道道 - 保土ケ谷駅東口 - 平戸
1993年6月に廃止にされた。系統番号は1996年に浅間町営業所が担当する路線として復活した。
203系統
[編集]- 上大岡駅前 - 最戸町 - 芹ケ谷 - 平戸 - 東戸塚駅前
- 芹が谷 - 平戸 - 東戸塚駅前
港南営業所および神奈中バス(横浜営業所→同舞岡営業所)との共管であった。71系統と同様に、段階的に神奈中バス舞岡営業所に移管され、2006年1月30日をもって完全移管された[1]。
204系統
[編集]- 上大岡駅前 - 港南区総合庁舎前 - 上永谷駅前 - 平戸 - 東戸塚駅前
港南営業所および神奈中バス(横浜営業所→同舞岡営業所)との共管であった。1995年2月13日をもって神奈中バスに完全移管された。
系統番号は後に、浅間町営業所の路線(横浜駅西口→岡野町→浅間町車庫前)で再利用された。
205系統
[編集]- 東戸塚駅前 - 保土ケ谷駅東口
神奈中バスとの共管であった。204系統と同様、1995年2月13日をもって神奈中バスに完全移管された。
系統番号は後に、若葉台営業所の路線(集会所前→中山駅前)で再利用された。
206系統
[編集]- 東戸塚駅前→平戸→芹ケ谷→最戸町→弘明寺→南区役所前→弘明寺→最戸町→芹ケ谷→平戸→東戸塚駅前
- 芹ケ谷→最戸町→弘明寺→南区役所前→弘明寺→芹ケ谷→平戸→東戸塚駅
2006年1月30日をもって神奈中バス舞岡営業所に移管された[1]。
車両
[編集]野庭営業所では、日野自動車製車両を選択して導入していた。全て大型車で短尺車が基本的に導入されていたが、2000年に混雑対策として長尺車が導入され、51系統、52系統で使用された。晩年はいすゞ自動車製のエルガも配置されていた。