樫畑直尚
樫畑 直尚(かしはた なおひさ、1957年5月10日 - )は、和歌山県出身の実業家。株式会社南北相談役。日本青年会議所(JC)の第45代会頭を務めた。次女は演出家の樫畑亜依子。
経歴
[編集]和歌山市生まれ。和歌山県立星林高等学校、甲南大学経済学部卒業、国立大学法人和歌山大学大学院経済研究科修士課程修了(経済学修士)。
大学卒業後、株式会社南北に入社。1999年(平成11年)10月に代表取締役社長、2017年(平成29年)11月に取締役会長、2024年11月に取締役相談役に就任[1]。
1989年(平成元年)に社団法人和歌山青年会議所理事長を務め、1996年(平成8年)に日本青年会議所第45代会頭に就任[2]した。1994年(平成6年)には国際青年会議所アジア太平洋地区協議会議長。1997年(平成9年)には、国際青年会議所副会頭(ヨーロッパ地区担当)、また1998年(平成10年)からの7年間は日ロ友好の会会長[3]を務めた。
公職としては、2005年(平成17年)10月に和歌山県教育委員会委員長、2006年(平成18年)4月に公益財団法人和歌山県国際交流協会理事長[4](現職)、2009年(平成21年)から2018年(平成30年)の9年間は社団法人和歌山経済同友会代表幹事(現職は特別幹事)を務める。2010年(平成22年)から2020年(令和2年)まで国立大学法人和歌山大学経営協議会委員、学長選考委員、2011年(平成23年)から2017年(平成29年)まで関西広域連合協議会委員を務める。2015年(平成27年)から2017年(平成29年)まで和歌山県立星林高等学校同窓会会長、2016年(平成28年)から2017年(平成29年)に経済産業省2025年国際博覧会検討会委員、2019年(平成31年)から2020年(令和2年)に経済産業省2025年大阪・関西国際博覧会検討会委員、2020年(令和2年)から2022年(令和4年)まで公益財団法人日本調停協会連合会監事を務めた。
和歌山県と諸外国との民間交流にも力を入れており、和歌山日米協会会長[5]、和歌山日独協会会長[6]、和歌山日仏協会相談役として活動している。2011年(平成23年)日独交流に関して、日独交流150年記念日独友好賞功労者部門を受賞[7]。2014年(平成26年)ブラジル連邦共和国サンパウロ州議会功労章を受章。また2023年(令和5年)8月には諸外国との友好親善に顕著な貢献をしたとして、外務大臣表彰を受ける。
その他現職として、わかやまJICAボランティア応援団会長[8]、和歌山県馬術連盟会長、浄土真宗本願寺派本願寺参与、和歌山商工会議所常議員(地域開発委員会委員長)、国立大学法人和歌山大学後援会会長[9]を務めている。
著述等
[編集]- レスター・R・ブラウン著、樫畑直尚監修『「競争」から「協調」への21世紀』ワールド・ウオッチジャパン(1996年8月)
親族
[編集]- 次女:樫畑亜依子
脚注
[編集]- ^ ガバナーについて2018-2019年度 国際ロータリー第2640地区
- ^ 日本青年会議所の歴史公益社団法人日本青年会議所
- ^ 沿革日本JCロシア友好の会
- ^ 協会について和歌山県国際交流協会
- ^ 全国日米協会連合会一般社団法人日米協会HP
- ^ 全国日独協会連合会一覧公益財団法人日独協会HP
- ^ 日独交流150周年 日独友好賞 顕彰プロジェクト非営利株式会社ビッグ・エス インターナショナル
- ^ 全国の育てる会<近畿>一般社団法人協力隊を育てる会
- ^ ご挨拶和歌山大学後援会