樹下石上
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樹下 石上(じゅか せきじょう、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師、戯作者。
来歴
[編集]師系不明。姓は梶原、名は成節。俗称は五郎兵衛。石上、樹下山人、市中山人、市中散人、百斎久信、荷葉堂と号す。山形藩藩士で鍜治橋に住む。作画期は寛政から文化の頃にかけてで、錦絵、黄表紙や合巻などの草双紙の挿絵を描き、またその作を成した。
作品
[編集]- 『石上三之助辛抱』 黄表紙 ※寛政3年(1791年)刊行。自画作
- 『市土産於多福神』 黄表紙 ※寛政5年刊行
- 『旨趣向棚牡丹餅』 黄表紙 ※寛政6年刊行
- 『武田勝頼一代記』 ※享和元年(1801年)刊行
- 『福来雀金出来秋』 黄表紙 ※享和3年刊行。石上作、歌川豊広作画
- 『仇撃錦誰袖』 黄表紙 ※文化元年(1804年)刊行。同上
- 『福来笑門松』 合巻 ※文化5年(1808年)刊行。素速斎恒成作
- 『奇談立山記』 合巻 ※文化6年(1809年)刊行。素速斎作
- 「道行情水上」 大判錦絵
- 「恋娘昔八丈」 大判錦絵
- 「ふくろうに雀」 大判錦絵
- 「巻紙をなめる花魁」 大判錦絵
- 「若衆と花魁」 大判錦絵
- 「潮来節 手なへさけたり」 大判錦絵