櫻井英樹
文化功労者顕彰に際して公表された肖像写真 | |
人物情報 | |
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生誕 |
1931年5月16日 日本・奈良県 |
死没 | 2024年7月17日(93歳没) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京大学理学部化学科 |
学問 | |
研究分野 | 有機化学 |
研究機関 | 東北大学理学部 |
称号 | 文化功労者 |
櫻井 英樹(さくらい ひでき、1931年5月16日[1][2] - 2024年7月17日[要出典])は、日本の有機化学者。専門は有機合成化学、有機ケイ素化学。細見・櫻井反応の開発者として著名である[3]。学位は、理学博士[1][4]。東北大学名誉教授[3]、文化功労者[2][3]、日本学士院賞・恩賜賞受賞者[2][3]。東北大学理学部長[1]、日本化学会会長[3][5]、日本学術会議会員[1][4]などを歴任。
経歴
[編集]奈良県出身[2]。現在の鹿児島県立甲南高等学校(旧制鹿児島県立第二鹿児島中学校)を経て[6]、1953年に東京大学理学部化学科を卒業[1][4]。1958年東京大学化学科博士課程を修了し[3]、理学博士取得[7]。
大阪市立大学理工学部助手、ハーバード大学博士研究員、京都大学工学部助教授を経て[1][4]、1969年東北大学理学部教授に就任[1][2][4]。東北大学教授職の間、理学部付属化学機器分析センター、理学部付属有機ケイ素材料化学実験施設長、東北大学評議員を務め、1990年4月から1993年3月まで東北大学理学部長[1]。1989年4月から1991年3月まで岡崎国立共同研究機構分子科学研究所教授を併任、1993年9月から九州大学基礎有機化学研究センター教授を併任[1]。1991年3月から2000年7月まで日本学術会議会員(第15、16、17期)を務める[1][4]。
東北大学退官後[2]、1995年から東京理科大学理工学部教授[4]。1996年日本化学会会長に就任[4][3][5]。その他日本化学会理事、日本合成化学協会理事、国際有機ケイ素化学会議組織委員長、財団法人みやぎ産業振興機構理事長などを歴任[3]。
受賞歴
[編集]- 1975年 - 松永賞[1][3]
- 1978年 - アメリカ化学会 F. S. Kipping 賞[1][3]
- 1980年 - 日本化学会賞[1][3][8]
- 1991年 - Merch-Schuchardt Lectureship(ドイツ)[1][3]
- 1991年 - Wacker Silicone 賞(ドイツ)[1][3]
- 1994年 - S.Hiller Medal(ラトビア)[1][3]
- 1994年 - 日本学士院賞・恩賜賞(熊田誠と共同)[1][2][3]
- 2019年 - 有機合成化学特別賞[3]
栄典
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「櫻井英樹教授著作目録」(東北大学記念資料室、1995年) - 東北大学史料館「著作目録(櫻井英樹)」第559号、東北大学史料館、1995年3月、NAID 120006314657、2022年2月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』(講談社、2015年)「桜井英樹」(コトバンク版)”. 2021年9月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “令和元年度特別賞(有機化学協会)”. 2021年9月9日閲覧。 - 有機合成化学特別賞 - 有機合成化学協会
- ^ a b c d e f g h 第15回「大学と科学」公開シンポジウム組織委員会 編『現代の匠が創る未来物質』(クバプロ、2001年)講演者紹介
- ^ a b “歴代会長 - 公益社団法人日本化学会”. 2021年9月9日閲覧。
- ^ 猪熊建夫『伝統高校100西日本篇』(武久出版、2019年11月)360頁
- ^ “CiNii博士論文「一、一-ジフェニルエチレンの自動酸化の研究」(桜井英樹)”. 2021年9月9日閲覧。
- ^ “各賞歴代受賞者一覧 - 公益社団法人日本化学会”. 2021年9月9日閲覧。
- ^ 『官報』第1297号、令和6年9月2日
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