歌川貞景
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歌川 貞景(うたがわ さだかげ、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]初代歌川国貞の門人。本姓は小島、通称庄五郎。五湖亭と号す。江戸の目白台但馬屋敷に住む。作画期は文政から天保の頃にかけてで、国貞風の美人画や多数の版本の挿絵を描いた。肉筆画も残す。
作品
[編集]- 『狂歌竹豊集』1冊 ※文政10年(1827年)刊行、便々館編。国貞らも挿絵を描く。
- 『秋雨夜話』三編九巻 人情本 ※天保2年(1831年)刊行、まるのやかく子(為永春水)作
- 『八の萼藤王伝記』六巻 ※天保4年(1833年)刊行、十返舎一九作。合巻
- 「伊賀寿太郎・市川団十郎 滝夜叉姫・岩井半四郎 渡辺つな・坂東三津五郎」 大判錦絵3枚続 早稲田大学演劇博物館所蔵 ※文政16年(1823年)11月、江戸市村座『大和大和花山樵』より
- 「四雅之内」
- 「当世四季ノ詠」
- 「三美人図」 絹本着色三幅対 東京国立博物館所蔵 ※文政10年頃[1][2][3]
参考文献
[編集]- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年