正徹物語
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『正徹物語』(しょうてつものがたり)は、室町時代の歌論書。全2巻。前半(『徹書記物語』とも)は、正徹の執筆、後半(『清巌茶話』とも)は弟子の聞き書きと考えられている。
文安5年(1448年)ごろ、または宝徳2年(1450年)ごろに成立した。
歌論と歌話を集成する。藤原定家に対する傾倒が著しく、その幽玄論は重要な影響力を持った。
活字本
[編集]- 久松潜一、西尾実校注『歌論集 能楽論集』(〈日本古典文学大系65〉岩波書店、1960年)
- 小川剛生訳注『正徹物語 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫、角川学芸出版、2011年) ISBN 978-4044001100
参考文献
[編集]- 『福武コンパクト古語辞典』 福武書店 1990.11