武上幸之助
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武上 幸之助(たけがみ こうのすけ)は、国際資源メジャー、資源貿易政策の研究者。東京国際大学商学部教授、同商学科長を経て、拓殖大学大学商学部教授、大学院商学研究科併任。2023年春、在職中に肺がんのため急逝。
概要
[編集]東京外国語大学を卒業し、石油化学・合繊メーカーに勤務した後、早稲田大学大学院商学研究科 前・後期博士課程、法学研究科(研究生国際取引私法)を修了した。
専門研究分野は国際資源メジャー、資源産業政策研究である。
国際資源メジャー研究スタンダードオイル、シェル、エクソン・モービル、ペトロチャイナなど多国籍企業論、資源貿易政策を研究している。
主に石油資源貿易の政策を論じ、研究する他、スイス友好貿易協会(非営利組織)主宰日本貿易政策の方向性として高付加価値化が、今後の日本の国際競争力強化のコアになる旨、スイス・ビジネスモデル導入を提唱。ロッシュ社、アデコ社、グレンコア社、リンツ社、ネスレー社、ロレックス社などの商品金融、精密機器メーカーの調査研究をおこなっている。
2015年財務省東京税関 税関職員研修講師を務めた。
著書
[編集]- 「国際経営戦略ー多国籍企業の市場行動ー」学文社2001年
- 「多国籍企業と技術革新」前野書店 2002年
- 「国際商事取引」前野書店 2003年
- 「国際マーケティング」日本法令出版 1999年
研究論文
[編集]- 「東アジア市場における貿易構造と企業行動分析」拓殖大学経営経理研究所紀要86号 2009年11月
- 「日本のエネルギー資源貿易政策に関する考察」拓殖大学経営経理研究所紀要88~103号 2011年3月より2016年3月
- 「国際独占資本ロイヤル=ダッチ・シェル」拓殖大学経営経理研究所紀要89号 2010年3月
石油資源企業及びスイス企業研究を中心
所属学会
[編集]- 日本ビジネス・コミュニケーション学会(理事)
- 石油学会 資源エネルギー学会
参考
[編集]- 文科省科研費採択 単独3回、文科省大学推進事業計画採択1回)科研研究者リゾルバー
- 「国際石油産業の生成史研究」及び「国際資源メジャー研究」を中心に研究
- 「日本のエネルギー資源貿易と技術移転 ー付加価値分析による政策モデル検証ー」
- J=GLOBAL ReaD
外部リンク
[編集]- 国際資源産業の将来像 国際資源メジャー・資源貿易研究 武上研究室(拓殖大学 公式サイト)