武漢市中心医院
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武漢市中心医院 | |||||||
簡体字 | 武汉市中心医院 | ||||||
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別名 | |||||||
簡体字 | 武汉市第二医院 | ||||||
繁体字 | 武漢市第二醫院 | ||||||
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武漢市中心医院 (ぶかんしちゅうしんいいん、ウーハンしちゅうしんいいん、中国語: 武汉市中心医院、拼音: )は、中華人民共和国湖北省武漢市江岸区の病院である[1]。日本語のメディアからは武漢中央病院(ぶかんちゅうおうびょういん)という表記で言及されることがある[2][3][4][5]。
設立は1880年のことであり、漢口カトリック教会傘下のクリニックとして設立された。規模を拡大させたのち、1893年にカトリック病院と改名された[6]。
2019年12月16日、武漢華南海鮮卸売市場で勤務する65歳の2019新型コロナウイルス男性患者を受け入れ[7]、医療関係者の感染が最も多い病院のひとつとなった[8]
著名な医療関係者
[編集]- 李文亮 - 眼科医。李文亮は、のちに2019新型コロナウイルスと同定されるウイルスの流行に気づいた最初の医師のひとりである[9]。2019年12月30日、グループチャットで医療関係者と共有し「訓戒処分」を受けた。彼自身も、新型コロナウイルス感染者の治療にあたる中で感染し、自身が在籍する本病院に入院、のちに死去した[9]。
- 艾芬(アイ・フェン) - 救急科主任医師。2019年12月、原因不明の肺炎を発症した患者について、SARSと同じ種類のコロナウイルスに感染した可能性があるとして、グループチャットで同僚の医師らに報告した。2020年3月10日、中国共産党機関紙人民日報傘下の時事週刊誌『人物』の取材に対して、武漢当局の隠ぺい体質を非難した[8]。
出典
[編集]- ^ “医院简介-武汉市中心医院”. zxhospital.com. 2020年2月7日閲覧。
- ^ “新型ウイルスを告発した武漢市の医師が死亡、自らも感染 中国”. CNN.co.jp. 2020年2月10日閲覧。
- ^ “「自分は何もできなかった」──新型肺炎を最初に警告した武漢の医師が自らも感染、死亡”. Newsweek日本版 (2020年2月7日). 2020年2月10日閲覧。
- ^ Woo, Chao Deng and Stu. “限界超える武漢の病院、感染患者の窮状”. WSJ Japan. 2020年2月10日閲覧。
- ^ “新たな感染経路も浮上…新型肺炎、中国「4億人」隔離!? 習政権に人民の怒り爆発「事実を伝えず…初期段階に隠蔽とはどういうことだ!」”. zakzak. 2020年2月10日閲覧。
- ^ Commerce, United States Bureau of Foreign and Domestic; Arnold, Julean Herbert (1919) (英語). Commercial Handbook of China .... U.S. Government Printing Office
- ^ “新型コロナはこうして広まった 中国の失敗(中編)”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2020年3月11日) 2020年5月3日閲覧。
- ^ a b 「「覚悟の告発を口封じされた」武漢・中国人女性医師の手記」『文藝春秋 (雑誌)』2020年5月号、文藝春秋、2020年4月、182頁。
- ^ a b “The Chinese doctor who tried to warn others about coronavirus - BBC News”. bbc.co.uk. 2020年2月7日閲覧。