武藤一雄
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武藤 一雄(むとう かずお、1913年8月2日[1] - 1995年6月27日[2])は、日本の宗教哲学者。京都大学名誉教授。キェルケゴールを専門とした。
来歴
[編集]長崎市出身。京都帝国大学卒、田辺元に師事する。1946年第三高等学校教授、1950年京都大学教養部助教授、1957年文学部助教授、1962年「神学と宗教哲学との間」で文学博士、11月教授、1977年定年退官、名誉教授、関西学院大学教授。1986年11月勲三等旭日中綬章受章。龍谷大学教授。
著書
[編集]- 『信仰と倫理 キエルケゴールの問題』(法蔵館 1950年)
- 『宗教哲学』(日本基督教青年会同盟〔現代キリスト教シリーズ〕1955年)
- 『神学と宗教哲学との間』(創文社 1961年)
- 『キェルケゴール その思想と信仰』(国際日本研究所 1967年)
- 『宗教哲学の新しい可能性』(国際日本研究所 1974年)
- 『神学的・宗教哲学的論集』全3巻(創文社 1980年-1993年)
- 共編
- 『キリスト教を学ぶ人のために』(平石善司共編 世界思想社 1985年)
翻訳
[編集]- キリスト教と現代 (バージル・ウイレー 川田周雄共訳 創文社〔フォルミカ選書〕1955年)
- シュヴァイツァー著作集 第10-11巻 使徒パウロの神秘主義 (岸田晩節共訳 白水社 1957年-1958年)
- キルケゴール著作集 第15-16巻 愛のわざ(芦津丈夫共訳 白水社 1964年)
- 現代キリスト教思想叢書 13 ラーナー 自由としての恩寵(抄)(片柳栄一共訳 白水社 1974年)
- 宗教社会学 (マックス・ウェーバー 薗田宗人、薗田坦共訳 創文社 1976年)(経済と社会 第2部 第5章)
- ティリッヒ著作集 第10巻 出会い 自伝と交友(片柳栄一共訳 白水社 1978年6月)
論文
[編集]参考
[編集]- 京都大学文学部の百年