死刑台のエレベーター
表示
死刑台のエレベーター | |
---|---|
Ascenseur pour l'échafaud | |
監督 | ルイ・マル |
脚本 |
ロジェ・ニミエ ルイ・マル |
原作 | ノエル・カレフ |
製作 | ジャン・スイリエール |
出演者 |
モーリス・ロネ ジャンヌ・モロー ジョルジュ・プージュリイ |
音楽 | マイルス・デイヴィス |
撮影 | アンリ・ドカエ |
編集 | レオニード・アザー |
製作会社 | ヌーヴェル・エディティオン・ド・フィルム |
配給 |
Lux Compagnie Cinématographique de France 映配 |
公開 |
1958年1月29日 1958年9月26日 2010年10月9日(ニュープリント) |
上映時間 | 92分 |
製作国 | フランス |
言語 |
フランス語 ドイツ語 |
『死刑台のエレベーター』(しけいだいのエレベーター、仏: Ascenseur pour l'échafaud、英: Elevator to the Gallows)は、1958年制作のフランス映画。
解説
[編集]ノエル・カレフのサスペンス小説を映画化した、フランスのルイ・マル監督のデビュー作[1]。ルイ・デリュック賞を受賞した。音楽はマイルス・デイヴィスが担当している。
物語
[編集]電話で愛を語り合う男女。ジュリアン・タヴェルニエはフロランス・カララの夫が社長を務める会社の社員で、フロランスと恋人関係にあった。ジュリアンは、フロランスの夫を自殺に見せかけて殺す。一旦は会社を出た彼だが、証拠隠滅のため再び会社に戻る。ところが運悪く、ジュリアンはエレベーターに閉じこめられてしまう。約束の時間を過ぎても来ないジュリアンを心配し、夜のパリをさまようフロランス。ジュリアンに憧れる花屋、その恋人にも焦点を当てながら、物語は思わぬ方向に進んでいく。
キャスト
[編集]- ジュリアン・タヴェルニエ - モーリス・ロネ
- フロランス・カララ - ジャンヌ・モロー
- ルイ - ジョルジュ・プージュリイ: チンピラ。
- ベロニク - ヨリ・ベルタン: 花屋の店員。ルイの恋人。
- シェリエ警部 - リノ・ヴァンチュラ
- モーテルの若い男 - ジャン=クロード・ブリアリ(クレジットなし)
スタッフ
[編集]- 監督:ルイ・マル
- 製作:ジャン・スイリエール
- 脚本:ロジェ・ニミエ、ルイ・マル
- 原作:ノエル・カレフ
- 音楽:マイルス・デイヴィス
- 撮影:アンリ・ドカエ
音楽
[編集]音楽はマイルス・デイヴィスが担当した。当時フランス・ツアー中だったマイルスはボリス・ヴィアンの仲介でルイ・マルを紹介され、当時の自身のカルテット(ルネ・ユルトルジェ、バルネ・ウィラン、ピエール・ミシュロ、ケニー・クラーク)とラッシュフィルムを見ながら即興演奏したものを録音した。
日本語吹替
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
---|---|---|---|---|
NETテレビ版 | 日本テレビ版 | 東京12ch版 | ||
フロランス・カララ | ジャンヌ・モロー | 楠侑子 | 岸田今日子 | 沢田敏子 |
ジュリアン・タヴェルニエ | モーリス・ロネ | 佐藤英夫 | 西沢利明 | 堀勝之祐 |
シェリエ警部 | リノ・ヴァンチュラ | 西田昭市 | 中台祥浩 | |
ルイ | ジョルジュ・プージュリイ | 森功至 | 川代家継 | |
ベロニク | ヨリ・ベルタン | 鈴木弘子 | 鵜飼るみ子 | |
サイモン・カララ | ジャン・ウォール | 真木恭介 |
- NETテレビ版:初回放映1969年4月27日『日曜洋画劇場』
- 演出:有村昌記、制作:有村放送プロモーション
- 日本テレビ版:初回放映1975年3月26日『水曜ロードショー』
- 東京12ch版:初回放映1978年4月7日『想い出の名作洋画劇場』
リメイク
[編集]1993年のテレビドラマ
[編集]キャスト
[編集]- 谷川達也:田原俊彦
- 宮本里枝:藤谷美和子
- 安原佐恵子:森尾由美
- 大竹康夫:鶴見辰吾
- 三宅修司:西島秀俊
- 新田葉子:瀬戸朝香
- 安藤隆章:大澄賢也
- 今井亜紀:吉野真弓
- 緒方拳:中本賢
- 松岡刑事:芹沢名人
- 佐恵子の父:北村総一朗
- 及川ヒロオ
- 村上幹夫
- 泉よし子
- 松山鷹志
- 松尾伴内
- 芦川誠
- 沼崎悠
スタッフ
[編集]- 脚本:尾西兼一
- 演出:赤羽博
- 技斗:佐々木修平
- カースタント:スーパードライバーズ
- 技術協力:渋谷ビデオスタジオ、リョーイン
- 美術協力:NHKアート
- プロデュース:吉川恵美子、飯塚正彦
- 企画:小林義和、清水賢治、阿部祐三
- 製作:フジテレビ、アベクカンパニー
2010年の映画
[編集]- 死刑台のエレベーター (2010年の映画)を参照。
- 日本リメイク版に合わせ2010年10月9日にはニュープリント版が日本公開された。
脚注
[編集]- ^ “ルイ・マル監督『死刑台のエレベーター』初ブルーレイ化”. タワーレコード株式会社 (2012年10月16日). 2023年1月20日閲覧。