殺人機械
『殺人機械』 | ||||
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ジューダス・プリースト の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1978年 | |||
ジャンル | ヘヴィメタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
CBS コロムビア・レコード | |||
プロデュース |
ジューダス・プリースト ジェイムズ・ガスリー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジューダス・プリースト アルバム 年表 | ||||
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『殺人機械』(原題:Killing Machine)は、ジューダス・プリーストが1978年に発表した5作目のアルバム。アメリカではタイトルを『Hell Bent for Leather』に変更してリリースされた。
解説
[編集]音楽的には、重厚さが増した一方で「テイク・オン・ザ・ワールド」等のポップな楽曲も収録され、音楽評論家のスティーヴ・ヒューイはallmusic.comにおいて「『ステンド・クラス』のプログレッシブな複雑さと『ブリティッシュ・スティール』のスタジアム・ロック路線の過渡期の作品」と評している[4]。この頃より、バンドのステージ衣装はレザー・ジャケットが中心となり、ロブ・ハルフォードはステージでハーレーダビッドソンを乗り回す演出を始めた。
発売当時のイギリス盤は10曲入りだったが、アメリカ盤にはフリートウッド・マックのカヴァー「グリーン・マナリシ」が追加されて11曲入りでリリースされた。
第1弾シングル「テイク・オン・ザ・ワールド」は、ジューダス・プリーストのシングルとしては初めて全英シングル・チャートでトップ100圏内に入り、最高14位に達した[1]。第2弾シングル「イヴニング・スター」は全英53位に達した[1]。これらのシングル・ヒットによって、バンドはこの時期にテレビ番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』に2回出演した[5]。
2001年に再発されたリマスターCDには、未発表曲「ファイト・フォー・ユア・ライフ」と『復讐の叫び』(1982年)収録曲「嵐の出撃」のライヴ・ヴァージョンが追加収録された。「ファイト・フォー・ユア・ライフ」の一部パートは、アルバム『背徳の掟』(1984年)収録曲「鋼鉄の魂」に流用された[5]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はロブ・ハルフォード、K. K. ダウニング、グレン・ティプトンの共作。
- ユダへの貢物 - Delivering the Goods - 4:16
- ロック・フォーエヴァー - Rock Forever - 3:19
- イヴニング・スター - Evening Star (Rob Halford, Glenn Tipton) - 4:06
- 殺戮の聖典 - Hell Bent for Leather (G. Tipton) - 2:40
- テイク・オン・ザ・ワールド - Take on the World (R. Halford, G. Tipton) - 3:01
- バーニング・アップ - Burnin' Up (K.K. Downing, G. Tipton) - 4:06
- グリーン・マナリシ - The Green Manalishi (With the Two-Pronged Crown) (Peter Green) - 3:22
- 殺人機械 - Killing Machine (G. Tipton) - 3:01
- ランニング・ワイルド - Running Wild (G. Tipton) - 2:57
- ビフォー・ザ・ドーン - Before the Dawn - 3:23
- 邪悪のファンタジー - Evil Fantasies - 4:13
- 下記2曲は2001年リマスターCDのボーナス・トラック。
- ファイト・フォー・ユア・ライフ - Fight for Your Life - 4:04
- 嵐の出撃 (ライヴ) - Riding on the Wind - 3:15
カヴァー
[編集]- ユダへの貢物 (Delivering The Goods)
- スキッド・ロウがライヴで取り上げ、EP『B-Side Ourselves』(1992年)に、ロブ・ハルフォードがゲスト参加したライヴ・ヴァージョンが収録された。
- ジューダス・プリーストのロックの殿堂入りを祝し、メガデスがカバー・バージョンを制作。2022年11月にAmazon Music限定配信リリースされた[6]。また、2023年2月にはApple MusicやSpotifyでも配信が開始された[7]。
- 殺戮の聖典 (Hell Bent for Leather)
- アナイアレイターがシングル「Set the World On Fire」(1993年)のカップリング曲としてカヴァーした。
参加ミュージシャン
[編集]- ジューダス・プリースト
- スタッフ
- プロデュース&エンジニア - ジェイムズ・ガスリー
- Co-プロデュース - ジューダス・プリースト
- アシスタント・エンジニア - ダミアン・コーナー、アンドリュー・ジャクソン、ケビン・ダリモア、アンドリュー・クラーク
- スタジオ
- Recorded at Utopia Studios. Basing Street. CBS Studios London
- Mixing at Utopia Studios
脚注
[編集]- ^ a b c ChartArchive -Judas Priest-
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.167
- ^ Judas Priest - Awards : AllMusic
- ^ Hell Bent for Leather - Judas Priest : Songs, Reviews, Credits, Awards : AllMusic
- ^ a b 日本盤リマスターCD(EICP 7011)ライナーノーツ(ジューダス・プリースト、訳:内田久美子)
- ^ “メガデス、ジューダス・プリースト「Delivering The Goods」をカヴァー”. amass.jp. 2022年11月30日閲覧。
- ^ “メガデス、ジューダス・プリースト「Delivering The Goods」のカヴァーを公開”. BARKS. 2023年2月20日閲覧。
- ^ ジューダス・プリースト『殺人機械』(ESCA-7665) クレジットより