毒消しゃいらんかね
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「毒消しゃいらんかね」 | |
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宮城まり子 の シングル | |
B面 | 今夜しみじみ泣かせてね |
リリース | |
ジャンル | 流行歌(歌謡曲) |
レーベル | ビクター |
作詞・作曲 | 三木鶏郎 |
『毒消しゃいらんかね』(どくけしゃ いらんかね、毒消しゃいらんかネ)は、日本の歌謡曲。
NHKの『ユーモア劇場』では楠トシエが歌った。レコードは宮城まり子によって吹き込まれている[1]。
1953年(昭和28年)4月にビクターからレコード(品番:V-41021)が発売されている。新潟県角海浜(現新潟市西蒲区)の「越後の毒消し」の行商の女性をテーマにした歌。コミカルで親しみやすい楽曲で、ロング・ヒットとなった。翌1954年(昭和29年)12月31日の『第5回NHK紅白歌合戦』でも宮城まり子が歌った。宮城はこのとき紅白初出場であった。
毒消し売り
[編集]現在は廃村となっている角海浜だが、最盛期には、周辺も含めると製造業者が20軒以上もあり、女性の売り子3,000を数えたという。村の寺院の家伝薬であった「毒消丸」(腹痛薬)を他国への行商によって販売したが、かつては病気になっても滅多に病院にかかることがなく、多くは家庭内常備薬に頼ったところから、常に一定の需要があった。しかし、高度経済成長期をむかえ、新薬の開発と流通、また社会情勢の変化によって急速に衰微した。
レコード
[編集]1953年4月発売盤(ビクター V-41021)
1970年頃発売された「ビクター・アンコール・シリーズ」の一枚として、「毒消しゃいらんかネ」が中村メイコの「田舎のバスで」とカップリングされたシングルレコード(品番:SV-3065-M)が存在する。
脚注
[編集]- ^ 1999年までのQ&A、三木鶏郎資料館 - 2019年10月3日閲覧。