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水のソルティレージュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

水のソルティレージュ』(みずのソルティレージュ)は、わかつきめぐみによる日本漫画作品。1990年2月の『LaLa WINTER CLUB』(白泉社)に掲載。単行本化されていない。

概要

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So What?』(1987年 - 1989年)の連載を終えた作者が異世界ファンタジーとして手がけた異色の中編作品で、雑誌掲載時は84ページであった[1]。作者は1991年刊行の単行本『グレイテストな私達』第2巻で、同作品を表題作とする単行本化への意欲を示し、「完全版」として全面改稿する方針で1994年、104ページに増頁した上でネーム作業に入ったものの[2]途中で挫折したため[3]、作者の雑誌掲載作で唯一の単行本未収録作品となっている。

作者がファンと公言している音楽ユニット「ZABADAK」が1987年、漫画家萩尾望都同名作品に影響を受けて制作したアルバム銀の三角』に、ノルウェー「Fra Lippo Lippi」の「Shouldn't Have to Be Like That」(1986年発売)をカバーした本作品と同タイトルの「水のソルティレージュ」が所収されている。

あらすじ

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生きていくために他者を食べる自らの存在に疑問を持つ「豺虎(さいこ)」の天水(たかみ)と、自らが存在する意義を求めつづける少女翡翠(ひすい)は、ともに周囲から避けられていた。満月の夜、2人の額に、迷い出たほかの豺虎の魂が入り込んだことを示す「月病みの印」が現れる。

関連項目

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脚注

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  1. ^ 「わかつきめぐみセルフ記録執筆作品リスト」『わかつきめぐみ迷宮探訪』p.42、わかつきめぐみ、白泉社、2021年6月9日。
  2. ^ 「わかつきめぐみセルフ記録執筆作品リスト」『わかつきめぐみ迷宮探訪』p.44、わかつきめぐみ、白泉社、2021年6月9日。
  3. ^ 「自作解説つき作品紹介」『わかつきめぐみ迷宮探訪』p.36、わかつきめぐみ、白泉社、2021年6月9日。