水アレルギー
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水アレルギー(みずアレルギー)は、水蕁麻疹 (aquagenous urticaria, aquagenic urticaria, water urticaria) の俗称である。実際はアレルギー性ではなく物理的刺激による蕁麻疹であり[1]、ICD-10ではL23「アレルギー性接触皮膚炎」内ではなく、L50.8「その他の蕁麻疹」に分類される。
きわめてまれな症状であり、記録に残る発症者は世界でこれまで100人に満たない[2]。
名前の通り水に反応する。自分の体の涙や汗、唾液などにも反応し、皮膚に水がかかるとおよそ15分後に当該部位が赤く腫れ、痒みや激痛を伴う。この症状は2時間ほどで治まる。なお、アレルギー疾患ではなく皮膚疾患であるため、体内の水分は害をなさない。
現在の医療では特に対処法はない。
脚注
[編集]- ^ Grattan, C.E.H.; Humphreys, F. (2007), Guidelines for evaluation and management of urticaria in adults and children, doi:10.1111/j.1365-2133.2007.08283.x
- ^ Hoon Park; Hee Su Kim; Dong Soo Yoo; Jin Woo Kim; Chul Woo Kim; Sang Seok Kim; Jong Ik Hwang; Jun Young Lee et al. (2011). “Aquagenic Urticaria: A Report of Two Cases”. Annals of Dermatology 23 (Suppl 3): S371–S374. doi:10.5021/ad.2011.23.S3.S371. PMID 22346281.