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水口幸広

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

水口 幸広(みずぐち ゆきひろ、1966年11月2日[要出典] - 2023年5月12日)は、日本漫画家イラストレーター

来歴

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愛称は「画伯」あるいは「水口画伯」。東京都葛飾区出身。実家は理髪店を営んでいたらしく、『カオスだもんね!』内で時たまネタにする。

代表作は雑誌『週刊アスキー』の前身である雑誌『EYE-COM』から続く長期連載の『カオスだもんね!』。自分自身を主人公として、周囲の人物たちと一風変わった風俗店、『機動戦士ガンダム』に代表されるホビー関係、生活に密着した商品を生産する企業など、幅広い分野の取材及び、ビール作りや燻製食品作りなどの体験レポートを漫画にしたものである。自称、社会派レポート漫画。『無敵素敵ロボ ボルナッス』『パンツマン』などオリジナル作品も人気が高い。

2023年5月12日4時ごろ、急性心不全のため、死去した。56歳没。訃報は同年6月21日に公表された[1][2][3]

本業以外の活動

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  • TBSラジオの番組のゲスト出演。
  • 『カオスだもんね!』の取材がきっかけで、動画のインターネット配信会社AIIインターネットラジオ局・ラジ@に番組『水口画伯の眠らせナイト』を持つ。ラジ@閉局時に一旦終了するが、後に配信母体をセガに移し『眠らせナイツ!』としてリニューアル。その後、新たに開局した「Klap」に異動するが、2007年7月にKlapのサービス終了と共に番組も終了した。どちらも愛称は「ネムナイ」。最終回では「ネムナイ」の移籍先を探している旨の発言があったが、2007年8月1日より、美少女ゲーム雑誌『TECH GIAN』のサイトにて『爽やかナッシング』という番組がスタートした(スタッフは「ネムナイ」から大きく変更となったが、内容は従来とほとんど変わっていない)。『爽やかナッシング』終了後、スポンサーをTECH GIANからキッズプレートに変更して『爽やかナッシングTURBO』を開局していたが、当初の予定通り16回で終了した。
  • 『爽やかナッシングTURBO』の放送終了後、ラジオ番組は休んでいたが、2015年12月から『HOME SHOW』を動画配信の形で復活。週1回のペースで配信を行っていた。
  • ラジ@の縁で、『西田二郎の無添加ですよ!』(よみうりテレビ)内のワンコーナーでナレーターを務め、テロップには本名ではなく「ナレーション 水口画伯」と表示された。
  • インフェリウス惑星戦史外伝 CONDITION GREEN』の原案。
  • 『ガンナーズヘブン』(PlayStation、1995年)のキャラクターデザイン、マニュアル製作。

ラジオ番組

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  • 水口画伯の眠らせナイト!(2000年10月 - 2001年12月、アスキー)
  • 水口画伯の眠らせナイト!(2002年2月12日開始 - 2004年6月22日終了、AII)
  • 水口画伯の眠らせナイツ!(2005年2月26日β放送開始 - 2006年8月25日終了、SEGA link)
  • 水口画伯の眠らせナイツ!(2006年9月5日開始 - 2007年6月26日終了、Klap)
  • 爽やかナッシング(2007年8月1日開始 - 2009年3月31日終了、TECH GIAN)
  • 爽やかナッシングTURBO(2009年8月25日開始 - 2009年12月8日終了、全16回、キッズプレート)
  • ミズちゃんの眠らせナイト!単行本3巻発売記念SP(2011年8月26日、アスキー・メディアワークス)
  • ミズちゃんの眠らせナイト!単行本4巻発売記念SP(2012年4月26日、アスキー・メディアワークス)
  • 眠らせナッシングTURBO(2014年10月14日、週刊アスキー1000号記念配信、アスキー・メディアワークス)
  • HOME SHOW(2015年12月16日β放送開始 - 2017年5月30日(123回)週1更新、YouTube等にて配信)
  • HOME SHOW(2017年6月20日(124回) - 10月24日(128回)月1更新、YouTube等にて配信)
  • HOME SHOW(再開準備号 2018年3月1日)
  • HOME SHOW(2018年3月27日(129回)-2023年7月1日(190回)月1更新、YouTubeにて配信)
  • HOME SHOW(追悼特別番組 2023年7月2日)

単行本

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電子書籍

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上記未収録作品

  • 続 カオスだもんね!PLUS
    • 0号(2023年10月28日)
    • 1号(2023年11月14日)
    • 2号(2023年11月28日)
    • 3号(2023年12月12日)
    • 4号(2023年12月26日)
    • 5号(2024年1月9日)

脚注

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出典

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  1. ^ ミズグチJAPAN (2023年6月21日). “水口 幸広 (みずぐち ゆきひろ) 漫画家 2023年5月12日午前4時頃、急性心不全の為、逝去。享年56歳。告別式は近親者のみで既に執り行いました。”. Facebook. 2023年6月22日閲覧。
  2. ^ アカザー [@AKZ161] (2023年6月21日). "水口さんが、2023年5月12日の午前4時頃に急性心不全で亡くなりました。あまりに急で、もう水口さんと一緒に取材に行けないという事を未だ実感できません。現在、桜井さんと一緒に水口さんの追悼個展を準備中です。これをお別れの会とさせていただきます。詳細は後日あらためて告知させていただきます。". X(旧Twitter)より2023年6月22日閲覧
  3. ^ “水口幸広さん 急性心不全で死去 56歳「遺族の気持ち落ち着くのを待っての報告になった」”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2023年6月22日). https://www.daily.co.jp/gossip/2023/06/22/0016503027.shtml 2023年6月22日閲覧。 

外部リンク

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