水毒
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水毒(すいどく)、水邪(すいじゃ)とは、中国医学・漢方医学などの中国医学系伝統医学において、体液の偏在が起こった状態、つまり体内の水分の代謝障害(水の滞り、水滞、水気、宿水)が起こった状態を指す用語である[1][要ページ番号]。水滞によって病的な浸出液や異常分泌などを起こし、発汗、排尿などにも異変が起こるとされる[1][要ページ番号]。今日では一般的に水毒と言われるが、水邪とも言われていた[1][要ページ番号]。
中国医学系伝統医学では、気・血・水の不調が病気を起こすと考えるが、この水滞によって病気が起こったり、病気が治るのを妨げるという病因思想から生まれた言葉である[1][要ページ番号]。
参考文献
[編集]- 長濱善夫『東洋医学概説』創元社、1961年。