水谷真人
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水谷 真人(みずたに まさと、1967年8月12日 - )は、大阪市出身の文芸批評家。
略歴
[編集]東京大学理学部物理学科卒業、大阪大学大学院言語文化研究科修士課程修了。1999年、「批評と文芸批評と」が第42回群像新人文学賞評論部門の優秀作に選ばれる。 理論的な批評に現代性が加わり、一部に根強い読者を持っている。
主な評論
[編集]- 批評と文芸批評と(「群像」1999年6月)
- 孤独という制度(「異邦人」論、「群像」1999年12月)
- 批評の共同体意識について(「早稲田文学」2001年5月)
- 「歴史について」再考( 小林秀雄再読第1回、「早稲田文学」2001年9月)
- 雑種性への意志––野坂昭如論ノート(「早稲田文学」2001年11月)
- コメンタリオルス試論(連載第8回まで、「早稲田文学」2002年3月~)
- 「当座のところ殺さない力」に関するいくつかの見解(「早稲田文学」2008年春)
- 「形」という倫理(「越知保夫全作品」書評、「三田文学」2010年秋)
- 1977年の文芸時評(岩波書店「文学」2016年5・6月)
- 「近代文学」について(「note」2024年5月24日)
著書
[編集]- 「批評と文芸批評と--小林秀雄『感想』の周辺」(試論社、2007年)
- 「名作はこのように始まるⅡ」(分担執筆:アルベール・カミュ「異邦人」を担当、ミネルヴァ書房、2008年)
- 「暴力への時間 小説への力学--初期遠藤周作の方法について」(試論社、2010年)
外部リンク
[編集]- コメンタリオルス試論(Ⅸ)(本人によるブログ)