水郷県立自然公園
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水郷県立自然公園(すいごうけんりつしぜんこうえん)は三重県北部の水郷地帯に広がる県立自然公園である。1953年(昭和28年)10月1日に三重県が指定した。 桑名市と桑名郡木曽岬町にまたがる公園で、面積は6,842haである。
2003年(平成15年)の観光入込客数は約628.8万人で、三重県では伊勢志摩国立公園に次いで観光客が多い[1]。
概要
[編集]いわゆる木曽三川の河口付近、輪中地帯の公園である。この地域は長い間水害と闘ってきたため、防潮林として海岸に松林が並んでいるほか、数々の水害対策の遺構が残されており、観光資源となっている。また東海道・七里の渡しの伊勢国側の船着場跡があり、隣接する桑名宿は大いに賑わった。
主な観光地
[編集]七里の渡し跡の住吉浦(すみよしうら)には渡し跡の石堤が残るほか、石灯籠や鳥居があり、周囲にはデルタ地帯の風景が広がる[2]。近年は長島観光開発株式会社による桑名郡長島町(現・桑名市長島町)の観光開発が行われ、名古屋近郊の観光スポットとして人気を集めている。
- 桑名市
- 木曽岬町
脚注
[編集]- ^ 三重県政策部統計室分析・情報グループ(2005)"217. 主要観光地別入込客数".『平成17年度刊三重県統計書』
- ^ 人文社観光と旅編集部(1968):106ページ