氷継麻呂
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氷 継麻呂(ひ の つぐまろ、宝亀10年(779年) - 斉衡3年4月26日(856年6月2日))は、平安時代初期の貴族。姓は宿禰。官位は外従五位下・駿河介。字は宿栄。
出自
[編集]氷氏(氷連・氷宿禰)は、氷室を管理し供御の氷を掌る職業部である氷部の総領的伴造氏族。物部氏の一族で[1]、物部大前宿禰を祖とする[2]。もと姓は連であったが、天武天皇13年(684年)八色の姓により一部は宿禰姓に改姓している[3]。
経歴
[編集]左京出身。年をとってから大学寮に入学し、日夜倦むことなく算道の勉強に精を出した[4]。淳和朝の天長2年(834年)主計算師に補任されると、仁明朝の承和8年(841年)には算博士兼主計助となり、承和12年(845年)外従五位下に至る。のち、老いにより官職を辞するが、承和15年(848年)特別に駿河介に任ぜられている。
斉衡3年(856年)4月26日卒去。享年76。最終官位は散位外従五位下。
官歴
[編集]『六国史』による。