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氷継麻呂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

氷 継麻呂(ひ の つぐまろ、宝亀10年(779年) - 斉衡3年4月26日856年6月2日))は、平安時代初期の貴族宿禰官位従五位下駿河介宿栄

出自

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氷氏(氷連・氷宿禰)は、氷室を管理し供御の氷を掌る職業部である氷部の総領的伴造氏族物部氏の一族で[1]、物部大前宿禰を祖とする[2]。もとであったが、天武天皇13年(684年八色の姓により一部は宿禰姓に改姓している[3]

経歴

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左京出身。年をとってから大学寮に入学し、日夜倦むことなく算道の勉強に精を出した[4]淳和朝天長2年(834年)主計算師に補任されると、仁明朝承和8年(841年)には算博士主計助となり、承和12年(845年従五位下に至る。のち、老いにより官職を辞するが、承和15年(848年)特別に駿河介に任ぜられている。

斉衡3年(856年)4月26日卒去享年76。最終官位散位外従五位下。

官歴

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六国史』による。

脚注

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  1. ^ 新撰姓氏録』左京神別,河内国神別
  2. ^ 先代旧事本紀』天孫本紀
  3. ^ 日本書紀』天武天皇13年12月2日条
  4. ^ 日本文徳天皇実録』斉衡3年4月26日条

参考文献

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