永井優香
| ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015年スケートカナダでの永井優香 | ||||||||||
生誕 |
1998年11月30日(26歳) 東京都 | |||||||||
身長 | 162.5 cm | |||||||||
出身校 |
桐朋女子中学校 駒場学園高等学校 早稲田大学 | |||||||||
選手情報 | ||||||||||
代表国 | 日本 | |||||||||
コーチ | 中田誠人 | |||||||||
所属クラブ | 早稲田大学 | |||||||||
開始 | 2005 | |||||||||
ISUサイト | バイオグラフィ | |||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||
|
永井 優香(ながい ゆうか、英語: Yuka Nagai、1998年11月30日 - )は、東京都出身の日本の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。血液型はA型。
2015年スケートカナダ3位、2016年ババリアンオープン優勝。
経歴
[編集]桐朋女子中学校、駒場学園高等学校、早稲田大学社会科学部卒業。
2011-12シーズン、全日本ジュニア選手権にはじめて出場し18位となる。
2012-13シーズン、初戦のアジアフィギュア杯のジュニアクラスで3位に入った。このシーズンよりISUジュニアグランプリシリーズに初参戦し、JGPオーストリアに出場、8位となった。続く全日本ジュニア選手権では再び18位に終わった。
2013-14シーズン、JGPリガ杯に出場し8位となる。全日本ジュニア選手権では19位に終わった。
2014-15シーズン、JGPリュブリャナ杯で2位に入り、国際スケート連盟主催の公式競技会ではじめて表彰台に立つ。続くJGPメ~テレ杯でも2位に入り、初のJGPファイナルへ進出が決定する。全日本ジュニア選手権では樋口新葉、坂本花織に次いで3位に入り、同大会ではじめて表彰台に立った。初出場となったJGPファイナルでは、ショートプログラムで3位となるが、フリーではジャンプのミスが響き総合5位となった。初出場となった全日本選手権では4位に入り、2015年四大陸選手権と2015年世界ジュニア選手権の代表に選出された。はじめてのシニアの国際大会である四大陸選手権ではショートプログラムで7位につけるとフリーで自己ベストを更新し、総合6位となった。初出場となった世界ジュニア選手権ではショートプログラム、フリーともにジャンプのミス等もあり総合で7位となる。
2015-16シーズン、初戦のネペラ杯で6位となる。グランプリシリーズに参戦し、スケートカナダで銅メダルを獲得。続くロステレコム杯では8位につけた。全日本選手権では7位に入り、ババリアンオープンではシニアの国際大会で初めて優勝した。
2020-2021シーズン、東京選手権のSP終了後にこのシーズンを最後に引退することを表明した[1][2][3]。引退後は大手損害保険会社に就職した[4]。
技術・演技
[編集]アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができ、コンビネーションでは3回転トゥーループ-3回転トゥーループ、3回転ルッツ-3回転トゥーループ、2回転半アクセル-3回転トゥーループを成功させた。
主な戦績
[編集]大会/年 | 2011-12 | 12-13 | 13-14 | 14-15 | 15-16 | 16-17 | 17-18 | 18-19 | 19-20 | 20-21 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
四大陸選手権 | 6 | |||||||||
全日本選手権 | 4 | 7 | 24 | 22 | 24 | 9 | 24 | |||
GPフランス杯 | 10 | |||||||||
GPスケートカナダ | 3 | 11 | ||||||||
GPロステレコム杯 | 8 | |||||||||
CSネペラ杯 | 6 | |||||||||
ババリアンオープン | 1 | |||||||||
世界Jr.選手権 | 7 | |||||||||
全日本Jr.選手権 | 18 | 18 | 19 | 3 | ||||||
JGPファイナル | 5 | |||||||||
JGPメ~テレ杯 | 2 | |||||||||
JGPリュブリャナ杯 | 2 | |||||||||
JGPリガ杯 | 8 | |||||||||
JGPオーストリア | 8 | |||||||||
アジアフィギュア杯 | 3 J | |||||||||
トリグラフトロフィー | 3 N |
詳細
[編集]2020-2021 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2020年12月24日 - 27日 | 第89回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 18 58.99 |
24 87.95 |
24 146.94 |
2019-2020 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2019年12月19日 - 22日 | 第88回全日本フィギュアスケート選手権(東京) | 8 64.78 |
12 109.10 |
9 173.88 |
2018-2019 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2018年12月20日 - 24日 | 第87回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 24 49.59 |
24 78.88 |
24 128.47 |
2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年12月20日 - 24日 | 第86回全日本フィギュアスケート選手権(調布) | 20 55.25 |
24 97.01 |
22 152.26 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年12月22日 - 25日 | 第85回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 19 53.23 |
24 78.17 |
24 131.40 |
2016年11月11日 - 13日 | ISUグランプリシリーズ フランス杯(パリ) | 12 52.41 |
9 107.08 |
10 159.49 |
2016年10月27日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ミシサガ) | 11 40.39 |
7 107.17 |
11 147.56 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年2月17日 - 21日 | 2016年ババリアンオープン(オーベルストドルフ) | 1 65.42 |
1 120.51 |
1 185.93 |
2015年12月24日 - 27日 | 第84回全日本フィギュアスケート選手権(札幌) | 7 60.42 |
6 118.44 |
7 178.86 |
2015年11月20日 - 22日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 9 53.19 |
6 106.43 |
8 159.62 |
2015年10月30日 - 11月1日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(レスブリッジ) | 2 63.35 |
7 109.57 |
3 172.92 |
2015年9月30日 - 10月4日 | ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラトロフィー(ブラチスラヴァ) | 6 56.74 |
5 108.43 |
6 165.17 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年3月2日 - 8日 | 2015年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(タリン) | 6 56.93 |
7 107.00 |
7 163.93 |
2015年2月9日 - 15日 | 2015年四大陸フィギュアスケート選手権(ソウル) | 7 56.94 |
8 111.15 |
6 168.09 |
2014年12月25日 - 28日 | 第83回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 6 58.00 |
5 110.55 |
4 168.55 |
2014年12月11日 - 14日 | 2014/2015 ISUジュニアグランプリファイナル(バルセロナ) | 3 62.99 |
5 109.35 |
5 172.34 |
2014年11月22日 - 24日 | 第83回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(新潟) | 2 61.49 |
4 107.25 |
3 168.74 |
2014年9月11日 - 14日 | ISUジュニアグランプリ メ~テレ杯(長久手) | 5 52.95 |
2 108.70 |
2 161.65 |
2014年8月28日 - 30日 | ISUジュニアグランプリ リュブリャナ杯(リュブリャナ) | 2 58.92 |
2 105.50 |
2 164.42 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2012年11月22日 - 24日 | 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(名古屋) | 24 40.54 |
17 85.43 |
19 125.97 |
2013年8月27日 - 9月1日 | ISUジュニアグランプリ リガ杯(リガ) | 9 46.87 |
10 84.81 |
8 131.68 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2012年11月16日 - 18日 | 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(西東京) | 12 46.72 |
18 78.35 |
18 125.07 |
2012年9月12日 - 16日 | ISUジュニアグランプリ オーストリア(リンツ) | 8 47.66 |
7 88.14 |
8 135.80 |
2012年8月7日 - 12日 | 2012年アジアフィギュア杯 ジュニアクラス(台北) | 3 47.84 |
3 85.06 |
3 132.90 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2012年4月4日 - 8日 | 2012年トリグラフトロフィー ノービスクラス(イェセニツェ) | 3 34.04 |
3 64.71 |
3 98.75 |
2011年11月25日 - 27日 | 第80回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(八戸) | 13 43.86 |
18 74.22 |
18 118.08 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
---|---|---|---|
2020-2021 | エリザベート 振付:鈴木明子 |
エデンの東 作曲:リー・ホールドリッジ 振付:宮本賢二 |
|
2019-2020 | ドラマ『白夜行』(2006年)より 「白夜を行く」 作曲:河野伸 振付:鈴木明子 |
アディオス・ノニーノ 作曲:アストル・ピアソラ 振付:宮本賢二 |
|
2018-2019 | リバーダンス 作曲:ビル・ウィーラン 振付:佐藤操 |
バレエ『シンデレラ』より 作曲:セルゲイ・プロコフィエフ 振付:鈴木明子 |
|
2017-2018 | ミュージカル『レ・ミゼラブル』より 作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク 振付:太田由希奈 |
ミュージカル『オペラ座の怪人』より 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー 振付:鈴木明子 |
|
2016-2017 | ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア 映画『ラヴェンダーの咲く庭で』より 作曲:ナイジェル・ヘス 振付:関徳武 |
The Ludlows 映画『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』より 作曲:ジェームズ・ホーナー 振付:シェイ=リーン・ボーン |
|
2015-2016 | 歌劇『蝶々夫人』より 作曲:ジャコモ・プッチーニ 振付:宮本賢二 |
オーガスト・ラプソディ 映画『奇跡のシンフォニー』より 振付:シェイ=リーン・ボーン |
Skinny Love 演奏:バーディー |
2014-2015 | エデンの東 作曲:リー・ホールドリッジ 振付:シェイ=リーン・ボーン |
序奏とロンド・カプリチオーソ 作曲:カミーユ・サン=サーンス 振付:関徳武 | |
2013-2014 | ヴァイオリン協奏曲 作曲:ピョートル・チャイコフスキー 振付:関徳武 |
ヴァイオリン・ミューズ 作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ 振付:関徳武 |
|
2012-2013 | 愛の夢 作曲:フランツ・リスト 振付:関徳武 |
だったん人の踊り 作曲:アレクサンドル・ボロディン 振付:関徳武 |
脚注
[編集]- ^ “今季が現役ラストシーズン 永井優香が曲に込めた思い:朝日新聞デジタル(2020年10月14日)”. 朝日新聞デジタル. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “永井優香、現役ラストシーズンの思い。「1度ぐらい母の好きな曲で」 (2020年10月13日)”. web Sportiva. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “永井優香が現役最後の演技披露「すごく幸せです」:日刊スポーツ(2021年3月13日)”. 日刊スポーツ. 2021年3月13日閲覧。
- ^ “「支えられた」フィギュア元五輪候補「支えたい」今がある/永井優香の道:日刊スポーツ(2021年12月14日)”. 日刊スポーツ. 2022年2月19日閲覧。