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永原和可那

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
永原 和可那
基本情報
生年月日 (1996-01-09) 1996年1月9日(28歳)
性別 女性
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道河西郡芽室町
身長 170cm
選手情報
主な戦績
世界ランク(最高) 1位
経歴
所属 北都銀行
獲得メダル
女子 バドミントン
世界選手権
2018 南京 女子ダブルス
2019 バーゼル 女子ダブルス
2021 ウエルバ 女子ダブルス
2022 東京 女子ダブルス
スディルマンカップ
2019 南寧 混合団体
2023 蘇州市 混合団体
ユーバー杯
2022 バンコク 女子団体
アジア選手権
2019 武漢 女子ダブルス
2023 ドバイ 女子ダブルス
アジア団体選手権
2020 マニラ 女子団体
世界ジュニア選手権
2014 アロースター 混合団体
アジアユースU19選手権
2013 コタキナバル 混合団体
2014 台北 混合団体
2023年5月18日現在

永原 和可那(ながはら わかな、1996年1月9日 - )は、日本の女子バドミントン選手である。所属は北都銀行秋田県)。

人物

[編集]

北海道河西郡芽室町出身[1][2]芽室町立芽室小学校[3]芽室町立芽室中学校[4]を経て青森山田高等学校に進む。

小学校からバドミントンを始め、2007年の第15回全国小学生バドミントン選手権大会大分県別府市)5年の部女子ダブルスに出場経験があり、その時は1回戦敗退であった[5]

芽室町立芽室中学校時代は、2010年の全国中学生バドミントン選手権大会女子シングルスに出場し、3回戦敗退の記録が残っている[6]

中学校卒業後、青森山田高等学校に進学、2013年の北部九州インターハイ(全国高等学校総合体育大会)では宮浦玲奈とダブルスのペアを組み、団体戦では福島県立富岡高等学校との決勝で大堀彩&東野有紗組を破るなどして3-0で団体戦優勝を飾り[7]、女子ダブルスでは決勝で櫻本絢子寺田桃香九州国際大学付属高等学校)を下して優勝を飾っている[7]

高等学校卒業後、北都銀行へ就職して同社人事部に勤務する傍ら、バドミントン部に所属[8]。北都銀行入り後は同じ学年の松本麻佑とペアを組むようになり、2016年に日本B代表に選出された[9]ことで国際試合にも出るようになる。

2017年の全日本総合バドミントン選手権大会で準決勝へ進み3位に入賞した[10]。これが評価されて2018年度バドミントン日本代表(A代表)に昇格となった[11]

2018年になると全英オープンで3位に入賞すると[12]2018年世界バドミントン選手権大会中華人民共和国南京市)では当初出場メンバーに入っていなかったが、他国選手の出場辞退に伴い繰り上がりで出場が決まる[13]。本戦ではリオデジャネイロオリンピック優勝の高橋礼華&松友美佐紀組に勝つなど勢いに乗り、決勝では過去6戦6敗だった福島由紀&廣田彩花組と対戦、フルセットにもつれ込む熱戦で一度は相手組にマッチポイントを握られるがこれをしのいでセットカウント2-1で勝利し、日本選手で41年ぶりとなる世界選手権制覇を初優勝で飾った[14]

2019年には4月のアジア選手権に出場し、27日の決勝で敗れたものの準優勝[15]。30日付の世界ランキングでは初の1位となった[16]。5月18日には8月の2019年世界バドミントン選手権大会スイスバーゼル)の代表に選出された[17]。5月19日から26日まで開催されたスディルマンカップでは、決勝に進んだが中国に敗れ、準優勝に終わった[18][19]。8月の世界バドミントン選手権大会(スイス・バーゼル)では、順当に勝ち進み、25日の決勝では福島由紀&廣田彩花組と2年連続の顔合わせとなった[20]。決勝ではセットカウント2-1の接戦を制し、連覇を飾った[20]。日本勢の2連覇は全種目を通じて初めてとなる[20]。9月、松本とともに道民栄誉賞を受賞[2][21]

11月25日から開催された第73回全日本総合バドミントン選手権大会では、12月1日の決勝で同大会3連覇を狙う福島由紀&廣田彩花組と対戦、セットカウント2-1の接戦を制し同大会初優勝を飾った[22][23]

2020年東京オリンピックバドミントン女子ダブルスに松本とペアを組んで出場し、1次リーグで3連勝し準々決勝まで進んだが、韓国の金昭映、孔熙容組にセットカウント1-2で敗れ4強入りはならなかった[24]

脚注

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  1. ^ 世界女王ナガマツ 鬼門の初戦突破「思うようにプレーできた」 スポーツニッポン 2018年9月13日
  2. ^ a b ナガマツに北海道の栄誉賞授与 「五輪金、目指しがんばる」 秋田魁新報 2019年10月1日
  3. ^ 平成17年度芽室町文化賞 スポーツ賞 (PDF)  芽室町広報誌『スマイル』 平成17年3月号
  4. ^ 永原 和可那 SMASH & NET.TV
  5. ^ 女子ダブルス5年以下 第15回全国小学生バドミントン選手権大会
  6. ^ 2010年全国中学生大会女子シングルス (PDF)  福島県富岡町立富岡第一中学校バドミントン部
  7. ^ a b 平成25年度全国高等学校総合体育大会 バドミントン競技記録報告書 (PDF)  福岡県高等学校体育連盟
  8. ^ 北都銀行 (PDF)  バドミントン S/Jリーグ公式サイト
  9. ^ 2016年日本代表選手(ナショナルチーム)及びコーチについて (PDF)  日本バドミントン協会
  10. ^ 平成28年度全日本総合バドミントン選手権大会 (PDF)  日本バドミントン協会
  11. ^ 2018年日本代表選手(ナショナルチーム)及びコーチについて (PDF)  日本バドミントン協会
  12. ^ YONEX All England Open 2018 TOURNAMENT WINNERS 2018 Badminton World Federation
  13. ^ 北都銀・永原、松本組の世界バド初出場が決定 秋田魁新報 2018年5月28日
  14. ^ 北都銀ナガマツ金 世界バド、日本勢41年ぶりの快挙 秋田魁新報 2018年8月5日
  15. ^ ナガマツ準V、バドアジア選手権 中国ペアに惜敗 秋田魁新報 2019年4月28日
  16. ^ 永原、松本組が初の1位=バドミントン世界ランキング 時事通信 2019年4月30日
  17. ^ ナガマツ、ヨネタナ代表入り バド世界選手権 秋田魁新報 2019年4月28日
  18. ^ 桃田賢斗 準Vに「悔しさ生かせるように」バドミントン日本代表が帰国」 スポーツニッポン 2019年5月27日
  19. ^ 【スディルマン杯帰国会見】「中国から学ぶことがたくさんあった」 バド×スピ!(バドミントンスピリット) 2019年5月28日
  20. ^ a b c ナガマツが日本勢初の連覇!2年連続でフクヒロ下す 世界選手権/バドミントン サンケイスポーツ 2019年8月25日
  21. ^ ナガマツに道民栄誉賞 世界バドミントン連覇で“連続受賞” スポーツ報知 2019年9月12日
  22. ^ 世界一厳しい日本代表争い バド女子ダブルス ナガマツ「熾烈」、フクヒロ「借りを返す」、タカマツ「崖っぷち」 産経新聞 2019年12月1日
  23. ^ ナガマツペアが初優勝「やっと手にすることが」 日刊スポーツ 2019年12月1日
  24. ^ “「ナガマツ」ペア、4強ならず バド女子複”. 産経新聞. https://www.sankei.com/article/20210729-N4CO47EYMNGW5HILRYXIFECGIQ/?outputType=theme_tokyo2020 2021年7月29日閲覧。 

外部リンク

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