江口徹
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江口 徹(えぐち とおる、1948年2月19日[1] - 2019年1月30日[2])は、日本の素粒子物理学研究者。重力理論、ゲージ理論、超弦理論などで知られる[3]。東京大学名誉教授。京都大学基礎物理学研究所元所長。
来歴
[編集]茨城県土浦市生まれ。1970年3月、東京大学理学部卒業。1975年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了[3]。「Duality constraints and the baryon spectrum(二重性の制約と重粒子スペクトル)」で博士号取得。シカゴ大学とスタンフォード大学線形加速器センターで博士研究員を務める[3]。1978年シカゴ大学助教授[4]、1981年東京大学理学部助教授[3]。1991年、東京大学理学部教授[4]。2007年、京都大学基礎物理学研究所所長[3]。2008年東京大学名誉教授[4]。
2009年「数理物理学的な手法による素粒子論の研究」により恩賜賞・日本学士院賞を受賞[2][4]。2012年、立教大学理学研究科特任教授[4]。2019年1月30日、心不全のため死去[1]。
著書
[編集]- 『岩波講座 物理の世界 素粒子と時空〈5〉素粒子の超弦理論』(岩波書店 2005年)ISBN 978-4000111454
- 『数理物理 私の研究(シュプリンガー量子数理シリーズ)』(丸善出版 2012年)ISBN 978-4621065020
- 『共形場理論』(岩波書店 2015年)ISBN 978-4000052498