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江田鎌治郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

江田 鎌治郎(えだ かまじろう 1873年 - 1957年)は、日本技術者実業家。速醸酛の発明者として知られ、「酒聖」「酒造界の大恩人」と賞される[1]

略歴

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1872年(明治5年)、新潟県糸魚川に生まれる[1]。新潟師範学校、東京高等工業学校応用化学科(現・東京工業大学)卒業[1]。東京税務監督局、大蔵省醸造試験所、大阪工業大学講師などを歴任[1]。1909年、速醸酛を開発した[1]。大蔵省を退官後、1933年(昭和8年)に江田醸造研究所(後の江田醸造株式会社)を設立[1][2]。1916年に勲六等瑞宝章[1]、1955年に紫綬褒章を受賞[1]

没後、日本生物工学会による生物工学奨励賞(江田賞)が創設された[1][3]

エピソード

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  • 速醸酛の特許に関しては、公益性を考慮して取得しなかった[要出典]。現在、日本酒の9割以上が速醸酛を用いて作られている[4]

著書

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  • 『杜氏醸造要訣』
  • 『乳酸馴養 最新清酒連醸法』

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 江田鎌治郎の業績/糸魚川市”. www.city.itoigawa.lg.jp. 2021年8月1日閲覧。
  2. ^ 神戸新聞 (1934年6月30日). “芳醇実に無比 合成酒の誕生 灘の酒屋さんも試飲に陶然 元勅任技師研究に凱歌”. 神戸大学附属図書館. 2015年5月23日閲覧。
  3. ^ 生物工学奨励賞(江田賞)”. 日本生物工学会 (2015年4月16日). 2015年5月23日閲覧。
  4. ^ ウェブブック - 発酵文化の礎を築いた先人たち”. www.city.joetsu.niigata.jp. 2021年8月1日閲覧。

出典

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  • 『吟醸酒を創った男』(池田明子)

関連項目

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