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池上政幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

池上 政幸(いけがみ まさゆき、1951年8月29日 - )は、宮城県出身[1]検察官最高検察庁刑事部長、次長検事名古屋高等検察庁検事長、大阪高等検察庁検事長を経て、最高裁判所判事(2014年10月2日-2021年8月28日)。

来歴・人物

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主な担当審理

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  • 2014年の第47回衆議院議員総選挙の一票の格差が最大2.13倍だったのは違憲状態であるとした事例(「合憲」とする意見)(最大判平成27・11・25)[6]
  • GPS捜査訴訟において車両に使用者らの承諾なく秘かにGPS端末を取り付けて位置情報を検索し把握する刑事手続上の捜査であるGPS捜査は、強制処分であるとした事例(補足意見)(最大判平成29・3・15)[7]
  • 放送法64条1項が合憲であり、受信契約を承諾しないものに対しては、承諾の意思表示を命じる判決をもって契約が成立するとした事件(多数意見)(最大判平成29・12・6)[8]
  • 2017年の第48回衆議院議員総選挙の一票の格差が最大1.98倍だったのは、憲法の投票価値の平等の要求に反する状態にあったということはできず合憲とした事件(多数意見)(最大判平成30・12・19)[9]
  • 契約社員に扶養手当や年末年始勤務手当を支払わないことが改正前労働契約法20条の禁じる「有期雇用による不合理な格差」に当たるとした事件(最一判令和2・10・15)[10][11][12]

脚注

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出典

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  1. ^ “最高裁判事に池上氏を任命”. 日本経済新聞. (2014年9月19日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG19H0H_Z10C14A9EAF000/ 2014年12月10日閲覧。 
  2. ^ 「改革の努力を推進していく」大阪高検検事長に就任した池上政幸氏が会見 産経新聞 2014年1月17日
  3. ^ 「最高裁判所の裁判官(池上政幸)」 最高裁判所
  4. ^ 平成26年12月14日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査 速報結果総務省
  5. ^ 令和5年春の叙勲受章者名簿 大綬章受章者 - 内閣府 (PDF)
  6. ^ 裁判例結果詳細” (2015年11月25日). 2020年10月13日閲覧。
  7. ^ 裁判例結果詳細” (2017年3月15日). 2020年10月13日閲覧。
  8. ^ 裁判例結果詳細” (2017年12月6日). 2020年10月13日閲覧。
  9. ^ [1] 最高裁判所
  10. ^ 裁判例結果詳細” (2020年10月15日). 2020年10月16日閲覧。
  11. ^ 裁判例結果詳細” (2017年10月15日). 2020年10月16日閲覧。
  12. ^ 裁判例結果詳細” (2017年10月15日). 2020年10月16日閲覧。

外部リンク

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先代
小津博司
法務省官房長
2006年 - 2008年
次代
稲田伸夫
先代
河村博
最高検察庁公判部長
2009年 - 2010年
次代
吉田統宏
先代
鈴木和宏
最高検察庁刑事部長
2010年 - 2011年
次代
幕田英雄
先代
小津博司
次長検事
2011年 - 2012年
次代
渡辺恵一
先代
岩村修二
名古屋高等検察庁検事長
2012年 - 2014年
次代
河村博
先代
北田幹直
大阪高等検察庁検事長
2014年
次代
尾崎道明