池上隆祐
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池上 隆祐(いけがみ たかすけ、1906年(明治39年)1月15日 - 1986年(昭和61年)4月3日)は、日本の民俗学者、政治家。衆議院議員、信濃木崎夏期大学元理事長。
来歴
[編集]長野県東筑摩郡松本町(現松本市)生まれ。旧制松本中学(長野県松本深志高等学校)、旧制松本高等学校理科乙類を経て、東京帝国大学卒業。学生時代は柳田国男に師事し、赤羽一雄ら信州白樺派の教員とも交流を持った。卒業後は農林省研究所に勤務。義兄の有賀喜左衛門とともに民俗学雑誌『郷土』の編纂、菅江真澄遊覧紀を刊行にあたり信濃の部を担当。長野県をたびたび訪れた折口信夫らとも交誼を深めた。
昭和17年(1942年)松本市会議員となり、同21年(1946年)第22回衆議院議員総選挙に出馬し当選、酪農振興対策や教育振興などにあたった。長野県教育委員や、県学校給食会理事長を務め、県下の学校給食の普及に努めた。
兄に哲学者の池上鎌三がいる。