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沙木とも子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
沙木 とも子
(さき ともこ)
誕生 1959年
日本の旗 京都府
職業 小説家
ホラー作家
インテリアデコレーター
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 関西学院大学文学部西洋史学科卒業
活動期間 2014年 -
ジャンル ホラー小説
主な受賞歴 第8回『幽』怪談文学賞短編部門大賞
デビュー作そこはかさん』(2014年)
ウィキポータル 文学
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沙木 とも子(さき ともこ、1959年 - )は、日本小説家ホラー作家。インテリアデコレーター[1]

経歴

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1959年京都府生まれ。神戸市在住(2014年5月現在)。関西学院大学文学部西洋史学科卒業。およそ20年の間、不動産会社や百貨店、デザイン事務所で、インテリアに関連した業務に携わる[2]

2012年、「本家の欄間」が、第7回ビーケーワン怪談大賞優秀賞を受賞する(同時受賞は仲町六絵「水晶橋ビルヂング」。大賞は、岩里藁人「美醜記」。選考委員は、加門七海福澤徹三東雅夫[3]。同年、長編小説「壺中遊魚(こちゅうにあそぶさかな)」が、第6回『幽』怪談文学賞(『』『ダ・ヴィンチ』共催)長編部門の佳作に入選する(内藤了「奇譚百話綴り」が同時入選。大賞は該当作なし。選考委員は、岩井志麻子京極夏彦高橋葉介南條竹則東雅夫[4]

2013年、短編小説「そこはかさん」が、第8回『幽』怪談文学賞短編部門の大賞を受賞する(長編部門の大賞は、石川緑「天竺」が受賞)[5][6]2014年5月、短編小説「そこはかさん」と、書き下ろし作品「夏の家」「レディ・Dの手箱」の計3編を収録した単行本『そこはかさん』が刊行され、小説家デビュー[2]

人物

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趣味は、読書、古い建物や修道院を訪ねること。好きな作家として、倉橋由美子野溝七生子マルグリット・ユルスナールスティーヴン・ミルハウザーを挙げている。小学生の頃から、物語を書く人になりたいという思いが漠然とあった。中学生から大学生の頃までは、漫画家になることを目指していた。建築美術文学など、いろいろなことが学べるという理由で、進学先として西洋史学科を選択した。大学卒業後、創作とは縁のない仕事に就いていたが、40歳半ばにして突如、創作欲が沸き、書き上げた作品をいろいろな賞に応募するようになる[7]

著作

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単著

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アンソロジー

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「」内が収録されている沙木とも子の作品

  • てのひら怪談2 ビーケーワン怪談大賞傑作選(2007年12月 ポプラ社)「移り香」
    • 【改題】てのひら怪談 己丑 ビーケーワン怪談大賞傑作選(2009年6月 ポプラ文庫)「移り香」
  • てのひら怪談 百怪繚乱篇 ビーケーワン怪談大賞傑作選(2008年6月 ポプラ社)「失くしもの」
  • リトル・リトル・クトゥルー 史上最小の神話小説集(2009年1月 学習研究社)「みどりご」
  • てのひら怪談 庚寅 ビーケーワン怪談大賞傑作選(2010年6月 ポプラ文庫)「本家の欄間」
  • てのひら怪談 癸巳(2013年12月 MF文庫ダ・ヴィンチ)「幽霊の臨終」
  • きっと、夢にみる(2015年4月 角川文庫

インタビュー

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  • 幽・怪談通信 第8回『幽』怪談文学賞受賞者インタビュー(『ダ・ヴィンチ』2014年6月号)

エッセイ

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 怪談専門誌『幽』(vol.21)26ページ
  2. ^ a b そこはかさん - メディアファクトリー
  3. ^ 第7回ビーケーワン怪談大賞選考会
  4. ^ 『幽』怪談文学賞短編部門 大賞が決定!
  5. ^ 発表!! 第8回『幽』怪談文学賞 第5回『幽』
  6. ^ 『幽』怪談文学賞 第5回『幽』 - ダ・ヴィンチニュース
  7. ^ 第9回 日本ラブストーリー大賞 - 公募ガイド

外部リンク

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