沢手米
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沢手米(さわてまい)は、江戸時代、輸送中に水に濡れ損じた年貢米[1]である。
年貢米を遠国から輸送するのに、多くの場合、海路に依ったが、航海中に海水、雨水やその他によって米俵が濡れることがあった。
このために、年貢米の陸揚げの時、役人が検査して沢手米、腐化米(ふけまい)の有無を調査した。
濡れが甚だしいものは大沢手米といい、その程度が軽いものは小沢手米といった。
沢手米、腐化米のために生じる年貢米の減損を補うために、欠米(かんまい)の制度が設けられた。
『大日本農史』には、
とある。
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