河合隆史
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河合隆史(かわい たかし)は日本の科学者。早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授。専門は、人間工学。博士(人間科学)。認定人間工学専門家。
略歴
[編集]1993年、早稲田大学人間科学部卒業。1995年、同大学大学院人間科学研究科修士課程 修了。1998年、同研究科博士後期課程修了。同年、同大学人間科学部助手、2000年、同大学国際情報通信研究センター専任講師、2002年、同大学大学院国際情報通信研究科 助教授(2007年より准教授)、2008年、同研究科教授、同大学基幹理工学部表現工学科教授、現在に至る。2008年度および2016年度は、ヘルシンキ大学行動科学研究所 訪問教授としてフィンランドに赴任している。[1]
立体映像(3D)やバーチャルリアリティ、ウェアラブルコンピュータなど、次世代のメディアとヒトのインタラクションに関する研究に従事。生体計測を中心とした評価研究に加え、その知見や手法を活用したコンテンツ制作でも知られる。
主な社会活動
[編集]- International Ergonomics Association (IEA) Executive Committee[2]
- Stereoscopic Displays and Applications (SD&A) Conference Chair
- 日本人間工学会 理事(第3期,第5期)(同会 第52回大会 大会長,2011年)
- 先進映像協会 日本部会 会長[3]
- デジタルコンテンツ協会 理事 [4]ほか
主な編・著書
[編集]- 2018年
- 「バーチャルリアリティ映画制作 ハリウッドの実践テクニックとベストプラクティス」,カットシステム ※訳書[5]
- 2010年
- 「3D立体映像表現の基礎」,オーム社[6]
- 2007年
- 「医学3Dコンテンツの最先端」,カットシステム[7]
- 2006年
- 「先端メディアと人間の科学」,トランスアート ほか
制作に携わったコンテンツ例
[編集]- 2016年
- 「モンスターハンターストーリーズ ※オープニング」,3Dスーパーバイザ
- 2015年
- 「アリのままでいたい」,3Dスーパーバイザ
- 2014年
- 「くるみ割り人形」,3Dスーパーバイザ
- 「STAND BY ME ドラえもん」,3Dスーパーバイザ
- 2011年
- 「映画 怪物くん」,3D総合監修
- 「friends もののけ島のナキ」,3Dスーパーバイザ
- 2010年
- 「Moomins and the Comet Chase(北欧初の3D劇場映画)」,3D Technical Director
- 2008年
- 「99のなみだ(ニンテンドーDSソフト)」,監修
- 2003年
- 「CR 浮世絵(裸眼3Dディスプレイを搭載したパチンコ機)」,監修 ほか
脚注
[編集]- ^ “早稲田大学研究者データベース 河合隆史”. 2021年7月24日閲覧。
- ^ “Executive Committee Members | The International Ergonomics Association is a global federation of human factors/ergonomics societies, registered as a nonprofit organization in Geneva, Switzerland.” (英語). 2021年7月24日閲覧。
- ^ “先進映像協会 AIS-J”. advancedimagingsociety.jp. 2021年7月24日閲覧。
- ^ “一般財団法人デジタルコンテンツ協会 理事・監事・評議員一覧”. 2021年7月24日閲覧。
- ^ “CUTT System:バーチャルリアリティ映画制作”. www.cutt.co.jp. 2021年7月24日閲覧。
- ^ (日本語) 3D立体映像表現の基礎 基本原理から制作技術まで | Ohmsha
- ^ “医学3Dコンテンツの最先端”. www.cutt.co.jp. 2021年7月24日閲覧。