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河村耕史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

河村 耕史(かわむら こうじ、1977年 - )は、日本の環境生態学農学者大阪工業大学工学部環境工学科准教授、環境バイオリソース研究センター(RCEB: Research Center for Environmental Bioresource)センター長、遺伝子組換え実験等安全委員会委員。農学博士(京都大学)。ビオトープ施工管理士。元日本学術振興会特別研究員。

主な専門は、環境生態学/森林生態学エコロジー農業環境工学園芸学ハイテク農業アグリテック含む)、生産環境工学緑化工学藻類バイオマス/バイオ燃料グリーンテクノロジーなど)、生命環境学バイオテクノロジー(特に遺伝子組み換え[1][2][3]

特に、SDGsグローバル指標に密接に関わるカーボンニュートラルの実現に向けて、次世代バイオ燃料「緑の原油」として有望とされている微細藻類オイルの研究では、近年イギリスの権威ある学術誌ネイチャーにも取り上げられている(Article 16974, 2019年)[4]

経歴

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1999年京都大学農学部生産環境科学科卒業。2004年同大学大学院農学研究科地域環境科学専攻博士後期課程修了、農学博士(京都大学)。2004年同大学大学院農学研究科研修員。2005年森林総合研究所関西支所日本学術振興会特別研究員PD。2007年フランス国立農業研究所 (INRA) 遺伝園芸学ユニット博士研究員。2009年名古屋大学大学院生命農学研究科園芸科学研究室研究員を経て、2011年大阪工業大学工学部環境工学科に着任、准教授。2023年テキサスA&M大学海外研究派遣を経験[5]。2024年大阪工業大学環境バイオリソース研究センター(RCEB: Research Center for Environmental Bioresource)センター長[6]

主な所属学会は、日本緑化工学会日本微生物生態学会日本森林学会日本園芸学会環境バイオテクノロジー学会[7]

主な著書

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主な研究

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環境生態学の対外啓蒙活動として、科学技術振興機構 (JST) 主催「さくらサイエンスプログラム」2019で、大阪工業大学環境工学科とインドネシアのパランカラヤ大学、ムラワルマン大学、バクリ大学との合同国際PBL(テーマ:大都市の水環境問題)のサポートを行っている[10]

脚注

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  1. ^ 夢ナビ 大学教授がキミを学問の世界へナビゲート 夢ナビ 講義No.07719
  2. ^ 工学と農学の知識を融合して植物の潜在能力を探る 大阪工業大学
  3. ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/oit/openinfo/animal/idenshi_meibo20200401.pdf
  4. ^ https://www.nature.com/articles/s41598-019-53619-y
  5. ^ https://www.oit.ac.jp/cgi-bin/japanese/course/detail.cgi?id=202401001
  6. ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/eng/detail.php?id=202405002
  7. ^ 河村耕史, 中平啓太, 上田英雄「京都市内の里山二次林におけるシードバンクの空間的異質性と植生ならびに微細環境変数との関係」『日本緑化工学会誌』第44巻第2号、日本緑化工学会、2018年、340-351頁、doi:10.7211/jjsrt.44.340ISSN 0916-7439NAID 130007649473 
  8. ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/3_V-kawamura.html
  9. ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/jswe/40/2/40_97/_article/-char/ja/
  10. ^ https://ssp.jst.go.jp/report/2019/k_vol145.html