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河津七滝ループ橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
河津ループ橋から転送)
七滝高架橋
河津七滝ループ橋地図
基本情報
日本
所在地 静岡県賀茂郡河津町
設計者 日本構造橋梁研究所
構造諸元
形式 3径間連続曲線箱桁4連
地図
河津七滝ループ橋の位置(静岡県内)
河津七滝ループ橋
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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国道414号標識
国道414号標識

河津七滝ループ橋(かわづななだるループきょう)は、静岡県賀茂郡河津町内、国道414号にある720度ループのである。

概要

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正式名称は、七滝高架橋(ななだるこうかきょう)。全長1064メートル(m)、高低差45m、直径80mの二重ループ橋である[1][2][3]。橋梁の設計は日本構造橋梁研究所によるもので、6基の橋脚によりループ橋(上部工)を支えている。ループ橋部分は3径間連続曲線箱桁4連で構成されている。

下田市河津駅方面からは反時計回りの上り坂、伊豆市天城トンネル方面からは時計回りの下り坂で720度・2回転ループする[2][3][4]。片側1車線の対面通行であるが、この橋を通行する車の危険防止のために、制限速度は時速40キロメートル(km)に制限されており、追越し禁止である。自動車やオートバイのほか、自転車も通行することができる[2][3]

ループ橋は、新東名高速道路長泉沼津インターチェンジから、伊豆縦貫自動車道伊豆中央道修善寺道路国道136号、国道414号と経由して、約53 kmのところにある[2][3]。なお、ループ中央部のスペースは町営駐車場として利用されている。

歴史

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かつては山に沿って主要地方道修善寺下田線(静岡県道13号)がつづら折れになっていたが、1978年伊豆大島近海の地震の影響で崩落し山腹の道路が寸断した[2][3]

その後、通行の利便性と高低差を解消し、地震による土砂崩れの教訓を生かした工法を採用し、1981年昭和56年)にこのループ橋が生まれた[1][2][3]。同年、土木学会田中賞を受賞。

主要地方道13号修善寺下田線は1981年4月の一般国道改正に伴い、1982年4月に国道414号に昇格された。

ギャラリー

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脚注

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参考文献

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  • 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日。ISBN 4-534-03315-X 
  • 小川秀夫、栗栖国安、田宮徹 著「河津七滝ループ橋」、中村純一 編 編『ニッポン絶景ロード100』枻出版社〈エイムック〉、2016年4月10日、76頁。ISBN 978-4-7779-3980-0 
  • 中村純一 編 編「河津七滝ループ橋」『日本の絶景道100選』枻出版社〈エイムック〉、2017年4月10日、76頁。ISBN 978-4-7779-4572-6 

関連項目

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座標: 北緯34度47分30.79秒 東経138度56分18.8秒 / 北緯34.7918861度 東経138.938556度 / 34.7918861; 138.938556