法王 (百済)
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法王 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 법왕 |
漢字: | 法王 |
発音: | ポプワン |
日本語読み: | ほうおう |
ローマ字: | Beop-wang |
法王(ほうおう、生年不詳 - 600年)は、百済の第29代の王(在位:599年 - 600年)。
第28代恵王の長男。諱は宣、または孝順ともいう。599年に恵王の死去を受けて即位した。『隋書』百済伝では昌(第27代威徳王)の子とし、余宣の名で現れる。
仏教を厚く信仰していた王で、即位の年の12月に殺生禁止令を出し、民家で育てる鷹をすべて野に放たせ、狩りに使われる道具も焼却した。600年には王興寺の建立を開始し、僧侶30人を得度させた。また、旱魃が続いたため、漆岳寺で雨乞いを行った。同年5月に死去し、法王と諡された。
王興寺は次の武王の35年(634年)に完成した。寺址は忠清南道扶余郡窮岩面新里の蔚城山山腹とされている。
参考文献
[編集]- 『三国史記』第2巻 金富軾撰 井上秀雄訳注、平凡社〈東洋文庫425〉、1983 ISBN 4-582-80425-X