浅見泰司
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浅見 泰司 Yasushi ASAMI | |
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生誕 |
1960年(63 - 64歳) 日本 東京都 |
研究分野 | 都市工学 |
研究機関 | 東京大学(1987年 - ) |
出身校 |
東京大学(学士、修士) ペンシルベニア大学(Ph.D.) |
博士課程 指導教員 | 藤田昌久 |
主な受賞歴 |
日本不動産学会賞 都市住宅学会賞 日本都市計画学会賞 など多数 |
補足 | |
東京大学空間情報科学研究センター長 (2010年 - 2014年) | |
プロジェクト:人物伝 |
浅見 泰司(あさみ やすし、1960年 - )は、日本の都市工学者。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授。
来歴
[編集]1960年、東京都生まれ[1]。東京大学卒業後、1987年にペンシルベニア大学よりPh.D. (in Regional Science) を取得する[2]。このときの指導教員は藤田昌久[3]。
母校の東京大学で助手、講師、助教授、教授を務め、2012年より東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授。2014年現在、空間情報科学研究センターの教授も兼任[4]。専門は居住システム、空間情報解析、都市住宅論、人間行動・心理分析、形態解析[5]。
所属学会は、日本不動産学会、日本オペレーションズ・リサーチ学会(ORSJ)、日本都市計画学会(CPIJ)、日本計画行政学会、日本地域学会、都市住宅学会、地理情報システム学会(GISA)、日本建築学会(AIJ)など[6]。
都市工学の専門家として、クローズアップ現代(NHK)[7]、ワイド!スクランブル(テレビ朝日)[8]等への出演経験がある。
経歴
[編集]学歴
[編集]- 1982年 - 東京大学工学部都市工学科 卒業[9]
- 1984年 - 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程 修了[9]
- 1987年 - Ph.D. in Regional Science(地域科学)、ペンシルベニア大学[2]
職歴
[編集]- 1987-1990年 - 東京大学工学部都市工学科 助手[9]
- 1990-1992年 - 東京大学工学部都市工学科 講師[9]
- 1992-1995年 - 東京大学工学部都市工学科 助教授[9]
- 1995-2001年 - 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 助教授[9]
- 2001-2012年 - 東京大学空間情報科学研究センター (CSIS) 教授[9]
- 2005-2010年 - 東京大学空間情報科学研究センター 副センター長[9]
- 2010-2014年 - 東京大学空間情報科学研究センター センター長[10]
- 2012年- - 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 教授[9]
- 2020年 - 日本計画行政学会会長[11]
委員会・研究会
[編集]- 規制改革会議委員(内閣府)[12]
- 社会資本整備審議会(国土交通省)[13]
- (委員長)安全・安心まちづくり小委員会(国土交通省『社会資本整備審議会』)[14]
- 都市再生機構分科会(国土交通省『独立行政法人評価委員会』)[15]
- 国土政策検討委員会(国土交通省『国土審議会』)[16]
- 持続可能なまちづくり研究会(国土交通省)[17]
- 既存住宅の流通促進に関する研究会(不動産流通経営協会) 座長[18]
受賞
[編集]- 1993年 日本不動産学会 1992年度研究奨励賞 「土地・住宅システムの評価・分析手法に関する一連の理論的研究(総合題目)」[19]
- 2002年 日本不動産学会 2001年度著作賞 「住環境:評価方法と理論」[20]
- 2003年
- 日本不動産学会 2002年度著作賞 「都市と環境の公共政策―日本経済再生に向けて」(田中啓一 編)[21]
- 都市住宅学会 著作賞 「住環境:評価方法と理論」
- 2005年
- 2008年 都市住宅学会 論説賞 「都市住宅学の体系化」
- 2009年 資産評価政策学会 論説賞 「ミクロな住環境のヘドニック分析」(高暁路と共著)
- 2010年 都市住宅学会 論文賞 「合意形成要件の最適化:マンションの建替決議を例として」
- 2011年
- 2012年 Planning and Urban GOLD STARS(Highly Cited)“Development of a comprehensive city assessment tool: CASBEE-City”[26](村上周三らと共著)[27]
- 2013年
- 2014年
著作
[編集]主要な著書
[編集]- (編著) 『住環境―評価方法と理論』東京大学出版会、2001年。ISBN 978-4130622028。
- (中井検裕らと共著) 『環境貢献都市 東京のリ・デザイン』清文社、2010年。ISBN 978-4433583002。
- (福井秀夫、山口幹幸と共編著) 『マンション建替え―老朽化にどう備えるか』日本評論社、2012年。ISBN 978-4535518773。
- (宇都正哲、植村哲士、北詰恵一と共著) 『人口減少下のインフラ整備』東京大学出版会、2013年。ISBN 978-4130628341。
- (矢野桂司、貞広幸雄、湯田ミノリと共編著) 『地理情報科学 GISスタンダード』古今書院、2015年。ISBN 978-4772252867。
主要な論文
[編集]- Atsuyuki Okabe; Yasushi Asami; Fujio Miki (1985). “Statistical Analysis of the Spatial Association of Convenience-Goods Stores by Use of a Random Clumping Model”. Journal of Regional Science 25 (1): 11-28. doi:10.1111/j.1467-9787.1985.tb00291.x.
- Yasushi Asami (1989). “An Axiomatic Approach to a Measure of Land Use Mixture”. Environment and Planning A 21 (4): 509-522. doi:10.1068/a210509.
- Yasushi Asami; Walter Isard (1989). “Imperfect Information, Uncertainty and Optimal Sampling in Location Theory: An Initial Reexamination of Hotelling, Weber and von Thünen”. Journal of Regional Science 29 (4): 507-521. doi:10.1111/j.1467-9787.1989.tb01241.x.
- Yasushi Asami (1990). “A Determination of Bid Rents Through Bidding Procedures”. Journal of Urban Economics 27: 188-211. doi:10.1016/0094-1190(90)90014-E.
- Yasushi Asami; Tony E. Smith (1995). “Additive-Ratio Measures of Interactivity in Input-Output Systems”. Journal of Regional Science 35 (1): 85-115. doi:10.1111/j.1467-9787.1995.tb01401.x.
脚注
[編集]- ^ “『地理情報科学―GISスタンダード』 著者略歴”. Amazon.co.jp (2015年). 2015年4月18日閲覧。
- ^ a b 博士論文:“Game-theoretic approaches to bid rent”. WorldCat. 2014年9月3日閲覧。
- ^ “Annual Report 2005” (PDF). 京都大学経済研究所. p. 95. 2014年11月27日閲覧。
- ^ “メンバー一覧”. 東京大学空間情報科学研究センター. 2014年9月10日閲覧。
- ^ “Y. Asami Home Page”. 浅見泰司(個人のウェブサイト). 2014年9月3日閲覧。
- ^ “『浅見泰司』所属学協会”. researchmap. 2014年9月3日閲覧。 - researchmap参加者の所属人数(カッコ内の数字)が多い学会のみを転載。
- ^ “進むか大型建築物の耐震化~“耐震改修促進法”改正の波紋~”. 日本放送協会 (2014年1月16日). 2014年12月13日閲覧。
- ^ 2014年8月に生じた広島土砂災害についての解説で2014年8月21日の放送に出演。2014年8月20日 13:58 のツイート - ワイド!スクランブル公式Twitterアカウント。
- ^ a b c d e f g h i “浅見泰司 履歴・業績一覧”. 2015年4月18日閲覧。
- ^ “過去に在籍したスタッフ”. 東京大学空間情報科学研究センター. 2014年9月10日閲覧。
- ^ 「会長挨拶」日本行政計画学会
- ^ 日本経済新聞 「内閣府(人事)」 2009年5月11日 朝刊、p. 3。
- ^ 社会資本整備審議会 - 国土交通省
- ^ 社会資本整備審議会:安全・安心まちづくり小委員会 - 国土交通省
- ^ 独立行政法人評価委員会第14回都市再生機構分科会議事要旨 - 国土交通省
- ^ 国土政策検討委員会 - 国土交通省
- ^ 第1回持続可能なまちづくり研究会 - 国土交通省
- ^ 日経産業新聞「不動産流通経営協会、住宅の流通促進研究会を発足。」2006年9月21日、p. 21。
- ^ 論文賞・論説賞・著作賞・湯浅賞(研究奨励賞) 1992年度受賞一覧 - 日本不動産学会
- ^ 論文賞・論説賞・著作賞・湯浅賞(研究奨励賞) 2001年度受賞一覧 - 日本不動産学会
- ^ 論文賞・論説賞・著作賞・湯浅賞(研究奨励賞) 2002年度受賞一覧 - 日本不動産学会
- ^ 論文賞・論説賞・著作賞・湯浅賞(研究奨励賞) 2004年度受賞一覧 - 日本不動産学会
- ^ 論文賞・論説賞・著作賞・湯浅賞(研究奨励賞) 2010年度受賞一覧 - 日本不動産学会
- ^ 論文賞・論説賞・著作賞・湯浅賞(研究奨励賞) 2011年度受賞一覧 - 日本不動産学会
- ^ 書籍詳細 - 清文社
- ^ Shuzo Murakami; Shun Kawakubo; Yasushi Asami; Toshiharu Ikaga; Nobuhaya Yamaguchi; Shinichi Kaburagi (2011). Building Research & Information 39 (3): 195-210. doi:10.1080/09613218.2011.563920.
- ^ 当センター所属の浅見教授が共同執筆した論文がPlanning and Urban Gold Stars (Highly Cited)に選定 - 東京大学
- ^ 賞状 (PDF) (2013年5月18日) - 日本不動産学会
- ^ 賞状 (PDF) (2013年5月18日) - 日本不動産学会
- ^ 2013年都市住宅学会賞著作賞 (PDF) (2013年5月25日) - 都市住宅学会
- ^ 賞状 (PDF) (2013年10月13日) - 日本地域学会
- ^ 論文賞・論説賞・著作賞・湯浅賞(研究奨励賞) 2013年度受賞一覧 - 日本不動産学会
- ^ 2013年都市住宅学会賞 著作・論文・論説題目 - 都市住宅学会
- ^ 年間優秀論文賞/受賞論文一覧 - 日本都市計画学会
- ^ 受賞一覧ならびに授賞理由書 (PDF) - 日本都市計画学会
- ^ “平成26年度資産評価政策学会著作賞・賞状” (PDF). 東京大学空間情報科学研究センター (2014年9月6日). 2014年9月10日閲覧。
- ^ “日本地域学会第23回学会賞著作賞・賞状” (PDF). 東京大学空間情報科学研究センター (2014年10月4日). 2014年10月8日閲覧。
外部リンク
[編集]学職 | ||
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先代 柴崎亮介 第2代:2005年 - 2010年 |
東大CSISセンター長 第3代:2010年 - 2014年 |
次代 小口高 第4代:2014年 - 現職 |
先代 坂野達郎 第13代:2018年 - 2020年 |
日本計画行政学会会長 第14代:2020年 - 2022年 |
次代 中川雅之 第14代:2022年 - 2024年 |