消費者余剰
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消費者余剰(しょうひしゃよじょう、英: consumers' surplus)とは、消費者の最大留保価格(支払って良いと思う金額)から実際の取引価格を引いたものである[1][2]。
消費者余剰は最大留保価格から取引価格つまり、市場価格を引いたものである。これはすなわち、個々人にとっては、その人の財・サービスへの金銭的評価額から、それを取得するのに要した市場価格を引いたものである。
市場においては消費者の最大留保価格はそれぞれ異なるため、需要曲線と取引価格を高さとする水平線との間の面積が消費者余剰となる。
脚注
[編集]- ^ "便益から購入費用を差し引いた消費者の純便益を消費者余剰(consumers’ surplus)という。" 寺脇. 環境経済論/環境経済学Ⅱ.
- ^ (スティグリッツ、ウォルシュ(2012年)) p.158-159 「第5章 市場と効率性 2.2 消費者余剰」
参考文献
[編集]- ジョセフ・E・スティグリッツ、カール・E・ウォルシュ『スティグリッツ入門経済学(第4版)』薮下史郎、秋山太郎、蟻川靖浩、大阿久博、木立力、宮田亮、清野一治(訳)、東洋経済新報社、2012年。