清光
清光（せいこう）は清初に徐会政権を樹立し自立した胡守龍が建てた私年号。1645年旧6月。
出典のうち『清史稿』には「順治三年」（1646年）建元とあるが、李崇智はこれをとらず、『東華録』のみを引用しており、鄧洪波も1645年建元説をとっている。
西暦・干支との対照表
[編集]| 清光 | 元年 |
| 西暦 | 1645年 |
| 干支 | 乙酉 |
| 清 | 順治2年 |
出典
[編集]- 『清史稿』巻237 列伝24 孟喬芳
- （順治）三年、（中略）初上官、長安民胡守龍者挾左道惑民、妄改元清光、将為乱、喬芳遣副将陳徳捕誅守龍、散其脅従。
- 『東華録』順治2年6月条
- 陝西総督孟喬芳奏：‘妖賊胡守龍等、假焚祝之名、陰行煽惑、聚衆数万、自称徐会公、僭号清光元年。’
参考文献
[編集]- 李崇智 『中国歴代年号考 修訂本』（北京：中華書局，2001年1月） ISBN 7101025129 226ページ。
- 鄧洪波編 『東亜歴史年表』（台北：台湾大学出版中心，2005年3月） ISBN 9860005184 245ページ。