清水寺 (山梨市)
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清水寺 | |
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本堂 | |
所在地 | 山梨県山梨市市川573 |
位置 | 北緯35度42分48.5秒 東経138度41分5.3秒 / 北緯35.713472度 東経138.684806度座標: 北緯35度42分48.5秒 東経138度41分5.3秒 / 北緯35.713472度 東経138.684806度 |
山号 | 岩泉山 |
宗派 | 真言宗智山派 |
本尊 | 千手観世音菩薩 |
創建年 | 不詳 |
開山 | 伝・行基 |
中興年 | 大永元年(1521年) |
中興 | 実成 |
正式名 | 岩泉山清水寺 |
別称 | 石清水観音 |
札所等 | 甲斐国三十三観音霊場19番札所 |
法人番号 | 4090005003630 |
清水寺(せいすいじ)は、山梨県山梨市にある寺院。宗派は真言宗智山派。山号は岩泉山。本尊は千手観世音菩薩。甲斐国三十三観音霊場第19番札所。
概要
[編集]寺伝によれば、旱魃祈願のために行基が創建したという。当初は滝之沢というところにあり真福寺と称し、石清水とも称していた[1]。その後の寺歴は明らかではないが、大永元年(1521年)に実成が滝之沢から霞森山のふもとの現在地に移して中興した。『甲斐国志』によれば、普賢寺本尊台座の「堂社並岸泉寺、自大永二年至天文廿二年再興」という銘文を記録している。「岸泉寺」とは清水寺を指すことから、本寺は大永年間(1521年 – 1528年)から天文年間(1532年 – 1555年)に普賢寺や大井俣窪八幡神社とともに再建された。 その後火災にあったが、江戸時代の寛永十年本末帳によれば、大井俣窪八幡神社の別当寺である普賢寺を本寺として、寺領を寄進されていることがわかる。その後、明治時代の廃仏毀釈により本寺の普賢寺が廃寺となった後、普賢寺の寺物を多く所蔵している[2]。
本尊の千手観世音菩薩は「石清水観音」と称され、その名称から雨乞いの利益で知られ、文久2年(1862年)には、祈祷の結果大雨が降ったという。本寺の石清水観音は、甲斐国三十三観音霊場の19番札所の本尊として信仰を集め、現在でも毎年3月29日に観音祭りが行われている[3]。
文化財
[編集]- 山梨県指定有形文化財
- 木造釈迦如来坐像 昭和58年12月7日指定
- 木造勝軍地蔵騎馬像 平成29年3月2日指定
- 山梨市指定有形文化財
- 木造千手観音菩薩立像 平成19年3月31日指定
伽藍
[編集]- 山門
- 本堂
- 庫裏
御詠歌
[編集]- 岩清水
- 流れをとえば
- きよたきの
- さこそ浄土も
- ゆかしかるらん
前後の札所
[編集]- 甲斐国三十三観音霊場
- 18 清水寺 -- 19 清水寺 -- 20 光雲寺
参考文献
[編集]- 市川忠三/坂上繁旦 共著『甲斐三十三観音順礼記』霊場復興会 1975年
- 相沢晋夫『はるかなり遍路の旅』トリオ 1988年
- 山梨市史編さん委員会 編『山梨市史』文化財・社寺編 山梨市 2005年
- 藤巻勝『甲斐国三十三ヶ所順礼記』サンニチ印刷 2005年