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清水正男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

清水 正男(しみず まさお、1914年大正3年)5月1日[1] - 2014年平成26年)8月29日[2])は、日本教育学者信州大学名誉教授、松商学園短期大学第6代学長[1]。専門は、教育学、特に学校図書館の研究や、教育工学的な視聴覚教育の研究などであった。

経歴

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長野県諏訪郡[1]原村出身。長野県諏訪中学校長野師範学校から、東京高等師範学校に進み、1944年東京文理科大学教育学科を卒業した[1]。同年、下諏訪小学校訓導、東京高等師範学校教諭、1946年に北海道第一師範学校助教授を務めた後、東京学芸大学講師を経て、1951年信州大学教育学部助教授となり、1968年に教授に昇任した[1]。1970年に文部省在外研究員としてコロンビア大学オハイオ州立大学に留学。

信州大学では、1974年から1979年まで教育学部付属教育工学センター長などを務めた[1]。この前後の時期には、学校図書館に関する研究論文のほか、まだ導入の初期段階にあった教育現場における視聴覚 (AV) 機器についての研究にも取り組んだ。1977年には、「わが国における学校図書館発展の研究」によって東京教育大学から教育学博士を取得した[3]

清水は、1971年に松商学園短期大学が司書教諭講習を開始したときから、非常勤講師としてこれに参画していたが、1980年に松商学園短期大学学長に転じた[1]。学長となった清水は、収容定員増の認可を得るなど、経営の安定に貢献した[1]

1983年に松商学園短期大学の学長を退任した後は、上田女子短期大学教授となり、図書館長などを務めた[4]。1988年勲三等旭日中綬章受勲。

著書

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  • 小林国雄と共著「母のための教育事典」信学社、1959年
  • 「わが国における学校図書館発展の研究」ほおずき書籍、1986年

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 松商学園短期大学三十年史編集委員会、1985、pp.134-135.
  2. ^ 清水正男さん死去 信州大名誉教授、教育学 有名人の葬儀” (2014年9月1日). 2016年8月2日閲覧。
  3. ^ わが国における学校図書館発展の研究 清水正男”. 国立国会図書館. 2016年8月2日閲覧。
  4. ^ 上田女子短期大学附属図書館報 みすず (上田女子短期大学附属図書館) (41): p. 7. (2014年) 

参考文献

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  • 松商学園短期大学三十年史編集委員会『松商学園短期大学三十年史』松商学園短期大学、1985年3月11日、544頁。 
  • 宝月圭吾編 『長野県風土記』 旺文社、1986年
学職
先代
富永理
松商学園短期大学学長
第6代:1980年 - 1983年
次代
松﨑一