清水武雄
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清水 武雄(しみず たけお、1943年 - )は、日本の英文学者・教育学者である。2009年3月に群馬大学教育学部英語教育講座教授を退官した。2023年、瑞宝中綬章受章[1][2]。
物理学者で、日本物理学会初代会長の清水武雄とは同姓同名の別人である。
略歴・人物
[編集]- 1943年 東京都にて出生。
- 1967年3月 早稲田大学文学部英文学科卒業。
- 1969年3月 早稲田大学大学院文学研究科英文学科修了。 文学修士となる。
- 1969年 - 1970年 鹿児島短期大学助手。
- 1970年 - 1971年 鹿児島短期大学講師。
- 1971年 - 1982年 九州歯科大学講師。
- 1982年 - 1983年 九州歯科大学助教授。
- 1983年 - 1991年 群馬大学助教授。
- 1991年 - 2009年 群馬大学教授。
研究分野
[編集]アメリカ文学
- 文学作品におけるテクスト構造
著書・論文
[編集]著書
[編集]- 『リチャード・ライトの小説:呑み込む「母なるもの」への恐怖』 (南雲堂『フェニックスを求めて:英米小説のゆくえ』、1982年)
- 『英語英文学新潮1988-89版(〈壁〉の現出:「ぼくの親戚モリヌー少佐」)』 (ニューカレントインターナショナル『英語英文学新潮1988-89年版』、1988年)
- 『英語英米文学新潮1987版(〈壁〉の構築:"Wakefield""The Minister's Black Veil")』 (ニューカレントインターナショナル、1987年)
- 『失楽の群像:アメリカ短篇小説(1830-1930)』 (ニューカレント インターナショナル、1989年)
- 『話題源・英語』 (東京法令出版、1989年)
- 『英語英米文学新潮1990』(カースン・マカラーズ「木・石・雲」:E・フロムの「愛」の学説を礎材として) (ニューカレント インターナショナル「英語英文学新潮 1990年版」、1990年)
- 『河上道生教授退官記念論集(E・A・ポー「樽詰めのアモンティリャード」:循環的復讐劇としての解釈試論)』 (河上道生教授退官記念論集刊行委員会、1992年)
- 『安らかに眠りたまえ:英米文学短編集』 (海苑社、1998年)
- 『情報展開の基本:能率と効果』 (リーベル出版、1999年)
- 『「山月記」をよむ』 (三省堂書店、2002年)
論文
[編集]- 『日英翻訳におけるThemeについて』 群馬大学教育学部紀要(人文社会科学編) (大学・研究所等紀要、2002年)
- 『パラグラフ内における同一指示対象の特定の濃淡』 群馬大学教育実践研究 (2003年)
- 『有標の同一指示表現:N.ホーソーンの短編』 群馬大学教育学部紀要 (2004年)
など
所属学会
[編集]- 日本アメリカ文学会
- ナサニエル・ホーソーン協会
- 日本機能言語学会
- 日本英語表現学会
脚注
[編集]- ^ 『官報』号外232号、令和5年11月6日
- ^ “令和5年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 11 (2023年11月3日). 2023年11月19日閲覧。