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済州夫氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
済州夫氏
氏族
朝鮮
領地 済州特別自治道
家祖 夫乙那
著名な人物 夫琓爀夫佐炫スングァン
제주부씨대종회

済州夫氏(チェジュブし、さいしゅうぶし、朝鮮語: 제주 부씨)は、朝鮮氏族本貫済州特別自治道。2015年の韓国の調査によると、10,222人がいる[1]。始祖は、三姓神話に伝わる耽羅国の建国者である高乙那良乙那夫乙那の三神人のうちの夫乙那[2]

概要

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高麗史』地理志に引用された『古記朝鮮語: 고기)』によると、太古、済州島漢拏山の北山麓の毛興穴から、高乙那良乙那夫乙那の三神人が湧き出てきた[2]。三神人は、狩りをしながら暮らしていたが、ある日、済州島の東海岸に日本国から流れてきた木箱が漂着した。木箱には、三人の日本国王の娘、、五穀のが入っていた[2]。良乙那、高乙那、夫乙那の三神人は、それぞれ日本国王の娘を配偶者とし、農業を営み、家畜を育てて子孫は栄えた。その後、良乙那、高乙那、夫乙那の三神人の十五世の孫三人が新羅朝貢し、「星主」「星子」「都内」という称号を授与された[2]。この高乙那、良乙那、夫乙那の三神人の末裔とされるのが済州高氏済州梁氏、済州夫氏の人々である[3]

史料

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耽羅縣在全羅道南海中。其古記云:「太初無人物,三神人,從地聳出,〈其主山北麓,有穴曰毛興,是其地也。〉長曰良乙那,次曰高乙那,三曰夫乙那。三人遊獵荒僻,皮衣肉食。一日見紫泥封藏木函,浮至于東海濱,就而開之,函內又有石函,有一紅帶紫衣使者,隨來。開石函,出現靑衣處女三,及諸駒犢五穀種。乃曰:『我是日本國使也。吾王生此三女云,「西海中嶽,降神子三人,將欲開國,而無配匹。」於是,命臣侍三女,以來爾。宜作配,以成大業』。

瀛州と呼ばれ、未だ人の住まない太古の済州に、良乙那、高乙那、夫乙那の3つの姓のある三人の神人が、漢拏山の北山麓の地の、三姓穴に現れ、これが済州人の先祖である。ある日、漢拏山を展望していた彼らは、東方から流れてくる木箱を発見した。開けてみると、箱のなかには日本国から来たという使者と美しい三人の姫、家畜や五穀の種が入っていた。三人の神人は、彼女達を妻として迎え、産業と五穀の栽培を始めて集落をつくった。 — 高麗史、巻五十七

行列字

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○世孫 16 17 18 19 20 21
行列字[4] 종(宗) 계(啓) 빈(彬) 재(載) 석(錫) 두(斗)

集姓村

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脚注

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関連項目

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