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渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説
ジャンル Webドラマ
原案 福谷修
企画 辻畑秀生
脚本 福谷修
音楽 大野一成
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
話数 14
製作
プロデューサー 柴田一成柳原祥広
制作プロデューサー 田辺隆史畑澤和也伴野智
制作 東北新社
製作 ジュネオンエンタテインメントアンパサンド・ブロードバンド
放送
配信サイトアンパサンド・ブロードバンド
配信国・地域日本の旗 日本
配信期間2004年10月4日 - 2005年2月1日
番組年表
前作渋谷怪談2
次作渋谷怪談 THE リアル都市伝説
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渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説』(しぶやかいだん サッちゃんのとしでんせつ)は、ネット配信による日本ドラマブロードバンドサービスアンパサンド・ブロードバンドにおいて、2004年10月4日から2005年2月1日まで配信された[1]。「」「呪い」「」などの要素を持つ都市伝説を題材とした全14話のオムニバス形式のドラマである[2][3]

概要

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劇場版作品『渋谷怪談』から続く『渋谷怪談』シリーズの一つ。映像作品としては、2作同時公開された『渋谷怪談』『渋谷怪談2』に続くシリーズ第2弾として位置づけられているが[4]メディアミックス作品全体としては、『渋谷怪談2』と本作の間に小説作品『サッちゃん 続・渋谷怪談』が位置している。

物語の上ではそれまでのシリーズ作品とのつながりを持たない番外編ともいえる作品であり、新鋭の個性派監督たちが当時の注目の若手俳優を使い、著名な都市伝説をどのように映像化するかが見どころとされている。中心となるのはタイトルにもあるキャラクター「サッちゃん」だが、このキャラクターの解釈も各監督によって様々であり、心霊的なキャラクターであったり、都市伝説の象徴であったり、単に不気味で怖い女の子であったりと、作品ごとに様々に描かれている[2]。なお第6話『心霊写真マニア』のみ、既存の都市伝説をモチーフとしていないオリジナル作品である[5]

配信開始から約2か月で10万配信を達成し、アンパサンド・ブロードバンドでもトップの配信記録となった[6]。2004年11月25日には、全14話をまとめて視聴できるパック配信が開始された[3][7]。これらを記念して同月に行われたイベントで、第13話出演の泉政行が語ったところによれば、撮影中に壁の額縁が本場撮影時だけ落ちてしまうという不思議な現象が起きたという。この現象は実際に第13話の映像中に収録されており[6][7]、後に発売されたDVDソフトの特典映像でのメイキングでも、出演者やスタッフたちがこの現象に驚いている模様が収められている[8]

後には同タイトルの携帯電話向けウェブサイトや、都市伝説を収録したストーリー解説&データ集『渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説 モバイル・アナザー・ストーリーズ』、などメディアミックス展開も行なわれた[3]。2004年12月には、本作と連動したアトラクション「台場怪奇屋敷」がデックス東京ビーチで開催された[6]。同月16日には、この「台場怪奇屋敷」をモデルとしたオリジナルエピソード『怪奇屋敷』を収録した原作小説『サッちゃんの都市伝説 渋谷怪談III』が発行された[2]

『渋谷怪談』シリーズにおける続編としては、2006年に映画『渋谷怪談 THE リアル都市伝説』が製作されているが、前述のように本作は番外編的作品のため[4]、物語の上での繋がりはない。

キャスト

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※各話ごとのキャストは#サブタイトルを参照。

スタッフ

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※各話ごとの監督は#サブタイトルを参照。

サブタイトル

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話数 タイトル キャスト 監督
1 サッちゃんメール 前田亜季大久保綾乃 福谷修
2 アイスクリーム 小阪由佳篠原愛実渡部渉伊東伸泰 横山隆平
3 あこがれの人 吉井怜藤田玲倉貫まりこ小倉星羅相原真奈美 BQ寧
4 チェーンメール 前田愛栗原瞳山田能龍松本渉清水美雪弘瀬謙二渋谷えり 椿光一
5 三本足 栗原瞳、荒木しげる渡辺友梨阿部千明
6 心霊写真マニア 藤田玲、辻本祐樹浜田翔子上杉弘美星野飛鳥 BQ寧
7 耳たぶの白い糸 岩佐真悠子、阿部千明 長江俊和
8 友達だよね 矢口聖来谷村美月播田美保 横山隆平
9 公衆トイレ 山田能龍、朱源実佐藤一平小宮山実花森崎愛 中村義洋
10 リフォーム 小阪由佳、篠原愛実 長江俊和
11 安すぎる自転車 大久保綾乃、三谷昇天野めぐみ水原鈴花鈴木祐紀 中村義洋
12 TVの砂嵐 清水あすか村上幸平 野崎宏二
13 樹里泉政行村田あゆみ白川裕二郎太田緑ロランス 池田成志
14 サッちゃん 谷村美月、森崎愛 柴田一成

脚注

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  1. ^ インフォメーション”. 渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説 (2005年2月1日). 2005年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月30日閲覧。
  2. ^ a b c 福谷修『サッちゃんの都市伝説 渋谷怪談 III』竹書房〈竹書房文庫〉、2004年、246-250頁。ISBN 978-4-8124-1904-5 
  3. ^ a b c ジェネオン、「渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説」をDVD化”. AV Watch. インプレス (2004年11月22日). 2011年7月8日閲覧。
  4. ^ a b シネ・ラ・セットで「渋谷怪談」最新作-上映後BB配信も”. シブヤ経済新聞. 花形商品研究所 (2006年1月17日). 2011年7月18日閲覧。
  5. ^ 都市伝説研究所 編『渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説 モバイル・アナザー・ストーリーズ』福谷修監修、ジャイブ、2004年12月、38頁。ISBN 978-4-86176-040-2 
  6. ^ a b c 甲斐祐樹 (2004年11月24日). “「渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説」出演者による公開除霊イベント”. BB Watch. インプレス. 2011年7月18日閲覧。
  7. ^ a b 佐久間康仁 (2004年11月22日). “渋谷の真ん中で公開除霊イベント開催!!――“渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説”全話配信および公式携帯サイトオープンに合わせて”. ASCII.jp. アスキー. 2011年7月18日閲覧。
  8. ^ 渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説 2 デラックス版』(DVD)日本コロムビア、2005年4月22日、該当時間: 00:02:09。GNBR-1085。オリジナルの2012年7月21日時点におけるアーカイブhttps://archive.ph/yVf92022年4月2日閲覧