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渡辺 弥太郎(わたなべ やたろう、嘉永3年(1850年)‐大正2年(1913年))は明治時代の浮世絵版画の彫師。
彫弥太、彫工弥太郎と号す。渡辺栄蔵の妹の子。頭彫に優れており、豊原国周、月岡芳年の錦絵を担当している。享年64。
- 豊原国周 「鹿子嶋新誌 伊集院重成の母」 大判 明治10年
- 月岡芳年 「新柳二十四時」 大判24枚揃 明治13年
- 月岡芳年 「新撰東錦絵」 大判2枚続23組揃 明治18年‐明治19年 この揃物のうち「佐野次朗左衛門の話」他数図に名がみられる。