渡辺淳一文学賞
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渡辺淳一文学賞 (わたなべじゅんいちぶんがくしょう) | |
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受賞対象 | 日本語で書かれた小説単行本および単行本未刊行の文庫 |
国 | 日本 |
主催 | 株式会社集英社 公益財団法人一ツ橋綜合財団 |
初回 | 2016年 |
最新回 | 2024年 |
最新受賞者 | 塩田武士『存在のすべてを』 |
渡辺淳一文学賞(わたなべじゅんいちぶんがくしょう)は、株式会社集英社と公益財団法人一ツ橋綜合財団が主催する文学賞[1]。
概要
[編集]作家・渡辺淳一の功績をたたえ、集英社により創設された[1]。純文学・大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性をもつ小説作品が顕彰される[1]。2015年4月23日、創設することが発表される[2]。対象は、日本語で書かれた小説単行本および単行本未刊行の文庫とされる[1][3]。受賞作品は、『すばる』および『小説すばる』で発表される[1][2]。受賞者には、正賞の記念品と副賞の賞金200万円が贈られる[4]。
受賞作一覧
[編集]回(年) | 受賞作 | 著者 | 出版社 | 初刊 | 文庫化 |
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第1回(2016年) | 『あこがれ』[5] | 川上未映子 | 新潮社 | 2015年10月 | 2018年6月 |
第2回(2017年) | 『マチネの終わりに』[6] | 平野啓一郎 | 毎日新聞出版 | 2016年4月 | 2019年6月 |
第3回(2018年) | 『僕が殺した人と僕を殺した人』[7] | 東山彰良 | 文藝春秋 | 2017年5月 | 2020年5月 |
第4回(2019年) | 『芙蓉の干城』[8] | 松井今朝子 | 集英社 | 2018年12月 | 2021年11月 |
第5回(2020年) | 『アタラクシア』[9] | 金原ひとみ | 集英社 | 2019年5月 | 2022年5月 |
第6回(2021年) | 『透明な夜の香り』[10] | 千早茜 | 集英社 | 2020年4月 | |
第7回(2022年) | 『灼熱』[11] | 葉真中顕 | 新潮社 | 2021年9月 | |
第8回(2023年) | 『フィールダー』[12] | 古谷田奈月 | 集英社 | 2022年8月 | |
第9回(2024年) | 『存在のすべてを』[13] | 塩田武士 | 朝日新聞出版 | 2023年9月 |
選考委員
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “渡辺淳一文学賞” (PDF). 集英社. 2019年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月30日閲覧。
- ^ a b “集英社が「渡辺淳一文学賞」創設 来年3月に第1回選考”. ORICON NEWS (oricon ME). (2015年4月23日) 2019年4月12日閲覧。
- ^ “渡辺淳一文学賞を創設”. 朝日新聞 (2015年4月23日). 2016年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月30日閲覧。
- ^ “集英社が「渡辺淳一文学賞」を創設、選考委員に浅田次郎など”. ITmedia eBook USER (アイティメディア). (2015年4月28日) 2019年4月12日閲覧。
- ^ “第1回渡辺淳一文学賞に川上未映子さん”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2016年3月31日) 2019年4月12日閲覧。
- ^ “渡辺淳一文学賞に平野啓一郎さん”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2017年3月31日) 2019年4月12日閲覧。
- ^ “小説は「真実を伝えるための嘘」 渡辺淳一文学賞の東山彰良さん”. 産経ニュース (産経デジタル). (2018年6月20日) 2019年4月12日閲覧。
- ^ “渡辺淳一文学賞に松井今朝子さん”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2019年4月4日). 2019年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月5日閲覧。
- ^ “金原ひとみ『アタラクシア』、渡辺淳一文学賞を受賞”. Real Sound (2020年4月4日). 2020年4月5日閲覧。
- ^ “渡辺淳一文学賞に千早茜さん 「透明な夜の香り」”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年4月1日). 2021年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月2日閲覧。
- ^ “渡辺淳一文学賞に葉真中顕さん 「灼熱」”. 東京新聞 TOKYO Web. 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月29日閲覧。
- ^ “渡辺文学賞に古谷田さん”. 産経新聞 (2023年4月3日). 2024年4月2日閲覧。
- ^ “渡辺淳一文学賞に塩田武士さん「存在のすべてを」 5月17日に都内で贈賞式”. 産経新聞 (2024年4月1日). 2024年4月2日閲覧。