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渥美清太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

渥美 清太郎(あつみ せいたろう、1892年明治25年)9月9日[注 1][1]- 1959年昭和34年)8月20日[2])は、日本演劇研究者、評論家である[3][4]。筆名は鈍太郎、今谷久平[3][5]

経歴・人物

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東京市下谷区(現在の東京都台東区下谷七軒町に生まれる[4]。幼年期より、演劇や歌舞伎等の芝居に興味を持ち[4]独学脚本資料を研究した[5]郁文館中学校卒業後、青山学院高等部に在学する傍らに、上野図書館(現在の国際子ども図書館)に勤務する[4]

1911年(明治44年)に演芸画報社に入社し[3][5]雑誌演芸画報』の編纂に携わった[5][6]1943年(昭和18年)に廃刊するが、同年その後継である『演劇界』の編纂にも携わった[7]。その後は、歌舞伎日本舞踊尺八等の邦楽を研究し、多くの著書や辞典を刊行した[3][5]

著書

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主著[3][4]

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  • 『歌舞伎狂言往来』- 1951年(昭和26年)刊行。
  • 『日本舞踊史』- 1958年(昭和33年)刊行。
  • 『歌舞伎脚本傑作集』- 1921年大正10年)~1923年(大正12年)制作。坪内逍遥との共編。全12巻からなる。

その他の著書[5]

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  • 『日本演劇辞典』- 1944年(昭和19年)刊行。
  • 『邦楽舞踊事典』- 1956年(昭和31年)刊行。
  • 『大南北全集』- 1925年(大正14年)~1928年(昭和3年)制作。全17巻からなる。

脚注

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出典

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  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(ブリタニカ・ジャパン)『渥美清太郎』- コトバンク
  2. ^ 河原努編著『「出版年鑑」掲載全訃報一覧』近代出版研究所、2022年、13頁。
  3. ^ a b c d e デジタル版 日本人名大辞典+Plus(講談社)『渥美清太郎』- コトバンク
  4. ^ a b c d e 20世紀日本人名事典(日外アソシエーツ)『渥美 清太郎』- コトバンク
  5. ^ a b c d e f 世界大百科事典 第2版(平凡社)『渥美清太郎』- コトバンク
  6. ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 42頁。
  7. ^ 日本大百科全書小学館)『渥美清太郎』- コトバンク

注釈

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  1. ^ 12月15日とする説もある。

外部リンク

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