港健二郎
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港 健二郎(みなと けんじろう、1947年 - )は日本の映画監督。
人物
[編集]福岡県大牟田市生まれ[1]。父は与論島出身の三池鉱山職員[2]。小学生時代、三池炭坑で働く人々と身近に接し、三池争議の渦中で少年時代を過ごす[要出典]。三池高校を経て、早稲田大学第一文学部社会学科卒業[1]。記録映画の製作会社・鹿島映画社(現・カジマビジョン)で助監督となる[要出典][2]。34歳で独立し、映像作家として少年院の内部に迫るドキュメンタリーなどを監督[要出典]。三井三池争議の労働歌を作曲した荒木栄を題材にした「荒木栄の歌が聞こえる」で第27回日本映画復興会議の奨励賞を受賞[3]。
主な脚本・監督作品
[編集]- 記録映画「核トマフォーク」日本映画復興会議奨励賞
- 科学映画「分ける」教育映画祭優秀賞
- 科学映画「内燃機関から外燃機関へ」東京都教育映画祭銀賞
- 産業記録映画「灼熱の砂の大地に」(日本通運)
- 広報劇映画『私の職場』(東京電力)
- 広報劇映画『おじいちゃんのメモ帖』(福岡市)
- 広報劇映画『お父さんの失敗』(東京消防庁)
- 広報ビデオドラマ「がんばれ!みどりママ」(東京消防庁)
- NHKハイビジョンソフト「レーチェルの思い出」(北九州市)
- 音楽ドキュメンタリー「労働者作曲家・荒木 栄」(音楽センター)
- 火曜スペシャル「燃えるマニラの女たち~フィリッピン革命を支えた女性キャスター」(テレビ東京)ギャラクシー賞
- 素敵にドキュメント「警視庁婦人警官24時」(ABC)
- そこが知りたい「東京の中華料理店」(TBS)
- Time21「特別少年院」(日本テレビ)
- 「ザ・ロマン 島」「櫂伝馬の伝わる島」(東海テレビ)
- 「ふるさと紀行」 「品川硝子製造所」(東海テレビ)
- NHK-BS2「異次元世界へ突入するゲーム」
- テレメンタリー「ある女優の挑戦」(テレビ朝日)
- 舞台『見えない敵』(共同演出・出演のみ)
- 長編劇映画「ひだるか」[4](ひだるか製作上映委員会)2006年 カンヌ映画祭出品。審査員の好評を博すが上映には至らず。
- 長編ドキュメンタリー映画「荒木栄の歌が聞こえる」 日本映画復興会議奨励賞
- 長編劇映画「あした天使になあれ」(有限事業組合あし天映画製作委員会)
- 長編ドキュメンタリー映画「花のように あるがままに~在日コリアン舞踊家・裵梨花~」(オフィス3710)
- 長編ドキュメンタリー映画「IDOMU~山本喜洋・英美の世界」(オフィス3710)
- 長篇ドキュメンタリー映画「いのち見つめて~高次脳機能障害と現代社会」(高次脳機能障害映画製作委員会)
主なプロデュース作品
[編集]- 「喜びを歌う」(渋谷区)
- 「豊かな健康をめざして」(全国労働者共済生活協同組合連合会)
- 「見上げればひまわり」(出演・マルセ太郎:日本原水協)
- 「核兵器のない地球を」(日本原水協)
- 「糖尿病シーリーズ」(全5巻・構成・監督も)
- 「チー公大作戦~メダカを救え!村長選挙」(埼玉市民映画)
- 「産業遺産」シリーズ(構成・監督も)
- 『黒ダイヤとよばれて~三池炭鉱と筑豊炭田』文部科学省選定
- 『製糸家の湯~片倉館と富岡製糸場』文部科学省選定
主な長編劇映画シナリオ
[編集]- 「よみがえれ歌」第4回城戸賞準入選(未映画化)
- 「洋子・32歳・夏」 第5回城戸賞ベスト4(未映画化)
- 「歌えない日々の証に」(未映画化)
- 「蒼い目の星座」(初稿執筆・翼プロ)
- 「お母ちゃんごめんね」(初稿執筆・翼プロ)
- 「蒼白の太陽」(未映画化)
- 「海鳴り」(仕事・未映画化)
- 「ひだるか」(「ひだるか」製作上映委員会)
- 「あした天使になあれ」(有限責任事業組合あし天映画製作委員会)
- 「浮かぶ部屋」(製作準備中)
- 「ひだるか2~ブロードキャステング☆バイアウト」(製作準備中)
- 「キアロスクーロ」(製作準備中)
- 「少白竜」(製作準備中)
- 「トニーと呼ばれた男」(製作準備中)
- 「裵学奉」(日韓合作・製作準備中)
- 「海から少女へ」(日韓合作・製作準備中)
- 「京都ラブストーリー」(日韓合作・製作準備中)
- 「アンビバレンツ」(未映画化)
- 「大蛇山」(未映画化)
主な役者活動、出演歴
[編集]劇団DAC(埼玉県)の団員として舞台出演多数。
「父の遺言」「よだかの星」「アッコちゃん」「山月記」「あらためて 国定忠治」など
2006年 映画「穢れ多き、人に非ず」
2007年 映画「罠を飛び越える女」
2009年 京都市民ミュージカル「時間旅行はいかが?」
2016年 映画「卒業」
- TVドラマ「ギフト」(フジテレビ)
- 「北条時宗」(NHK大河ドラマ)
- 「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」(NHK大河ドラマ)
など
脚注
[編集]- ^ a b あした天使になあれ ひだるか 港健二郎さん 地元で映画祭 12月1日 大牟田市 三池高同窓生が初企画 2013年11月17日 西日本新聞
- ^ a b “映画監督・脚本家 港 健二郎氏|企業は、人なり。魅力的な経営者とビジネスの生の声をお届けします|ドリームロード”. www.dreamroad.biz. 2021年11月25日閲覧。
- ^ 「三池争議支えた労働歌作曲 荒木栄の映画 奨励賞を受賞 日本映画復興会議」2010/05/07 01:00 西日本新聞
- ^ 映画「ひだるか」公式ホームページ