コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

湯川豊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

湯川 豊(ゆかわ ゆたか、1938年8月16日 ‐ )は、日本の編集者評論家エッセイスト。元京都造形芸術大学教授。

来歴

[編集]

新潟県新潟市生まれ[1]新潟県立新潟高等学校を経て[2]、1964年に慶應義塾大学文学部を卒業後[1]文藝春秋に入社[1]。『文學界編集長[1]、同社取締役[1]などを経て、2003年に東海大学文学部教授、2009年に京都造形芸術大学教授を歴任した。2010年、『須賀敦子を読む』で読売文学賞を受賞[1]

著書・編著

[編集]

共著

[編集]
  • 『原爆の落ちた日』(半藤一利共著、戦史研究会編、文藝春秋) 1972、普及版(講談社インターナショナル) 1981
    • 『原爆投下前夜 ベルリン、ワシントン、モスクワ、そして東京』(半藤一利共著、戦史研究会編、角川文庫) 1980
    • 『原爆が落とされた日』(半藤一利共著、PHP文庫) 1994
      • 改訂版『原爆の落ちた日』(半藤一利共著、PHP文庫) 2015
  • 『終わりのない旅 - 星野道夫インタヴュー 原野に生命の川が流れる』(スイッチ・パブリッシング) 2006
  • 思考のレッスン』(丸谷才一(聞き手)、文藝春秋) 1999、のち文春文庫 2002
  • 『文学のレッスン』(丸谷才一(聞き手)、新潮社) 2010、のち新潮文庫 2013、新潮選書 2017
  • 『村上春樹を読む午後』(小山鉄郎共著、文藝春秋) 2014
  • 『書物の達人 丸谷才一』(集英社新書) 2014
講演「書評の意味 - 本の共同体を求めて」を収録

編著

[編集]
  • 『村上春樹ブック』(「文學界」1991年4月臨時増刊[3]
  • 『丸谷才一批評集』全6巻(文藝春秋)
  • 『文学全集を立ちあげる』(丸谷才一, 三浦雅士, 鹿島茂共著、文藝春秋)、のち文春文庫
  • 『丸谷才一全集』全12巻(編集委員、文藝春秋)
  • 『須賀敦子エッセンス』(河出書房新社
  • 『安楽椅子の釣り師』(編、みすず書房大人の本棚) 2012

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f 湯川豊 | 著者プロフィール”. www.shinchosha.co.jp. 新潮社. 2022年12月25日閲覧。
  2. ^ 【文庫双六】「旧制新潟高校」出身 丸谷才一の傑作短篇 - 野崎歓 | レビュー”. Book Bang -ブックバン-. 2022年2月5日閲覧。
  3. ^ 主要な収録作品は以下。村上春樹著「氷男」。同「緑色の獣」。F・スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳「ジェリービーン」。村上春樹著、アルフレッド・バーンバウム訳「The Wind-Up Bird and Tuesday's Women」など。