源師教
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源 師教(みなもと の もろのり、生没年不詳)は、平安時代後期の貴族・歌人。村上源氏俊房流。大納言・源師頼の子。官位は従四位上・弾正大弼。
経歴
[編集]正五位下・侍従に叙任された後、鳥羽院政期中期の康治2年(1143年)阿波権守を兼ねる。のち、従四位下・弾正大弼に叙任され、鳥羽院政期末の久寿2年(1155年)従四位上に至る。
人物
[編集]勅撰歌人として『千載和歌集』1首の和歌作品が入集している[1][2]。徳大寺実定の歌集『林下集』の中に、「師教朝臣家にて、おなじ心を」[3]、「師教君家にて、水鳥」[4]などの詞書が記されていることから、師教が自邸でしばしば歌会を開催していた様子が窺われる。
官歴
[編集]- 時期不詳:正五位下。侍従[5]
- 康治2年(1143年) 正月27日:兼阿波権守[5]
- 時期不詳:従四位下。弾正大弼[6]
- 久寿2年(1155年) 正月:兼讃岐介[6]。11月10日:兼近江権介[7][8]。11月22日:従四位上[7][9]
系譜
[編集]『尊卑分脈』による。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『尊卑分脈 第三篇』吉川弘文館、1987年